南国の隅っこ(旧)

元はてなダイアリーだった記事です。引っ越したのでデザインとか無視ですが、読めるだけでも……。

獣医さんへ

 やっと、うちのかかりつけの獣医さんが今日は診察してくれるというので、連れていくことに。ただ、朝早いと外の空気が冷たいので、少し待って10時ごろに出かけた。カメをキッチンペーパー敷き詰めた小さな箱に入れ、『カメの家庭医学』とメモした薬の名前を持って、タクシーのものすごい揺れにどれだけストレスかかるかとハラハラしながら到着。
 合間のおしゃべりや他のお客さんとのやり取りがいつものごとくあったけど省略。獣医さんが箱を開けてカメをつまみ出し、様子を見るが、鼻水はなし。本の写真を見せて、このくらいの状態ですと説明。でも、大きな扇風機が回っている外気にさらされても、平気みたい。


 ネットで見つけた薬の例は以下のとおり。

 点鼻薬 オフロキサシン(元来点眼薬)Ofloxacin
     ゲンタマイシン(抗生物質)Gentamicin
 Baytril(enrofloxacin)
 Ampicilin
 Tetracycline


 先生が案の定、「じゃあちょっとどうすればいいか調べてみるから」と言い出したので、上記メモを見せて、こんなのを日本では使うそうですがいかがでしょう、とお伺いを立ててみる。そしたら先生も、バイトリルなどはよく知っている薬なので、カメにも使えるなら問題なしとのこと。
(ワンコの先生としてもう10年以上の付き合いなので、先生も私やダンナが生物学をやっていて多少の医学的な説明は理解することを承知してくれているので、最初のころに比べてきちんと病名や治療方法を説明してくれるようになっている。そういう下地があったので、こうして薬をこちらから指定してもすんなり受け入れてもらえたと思う。隣町の初対面の医者ではこうはいかないだろう)
 で、ココナッツ味の溶液(suero)にバイトリルを先生が適量注入したものを渡され、これを今日から五日間、食事に適当に振り掛けて食べさせるように、とのこと。そんな適当分量でいいの? とは思ったけど、まあやってみるしかあるまい。


 というわけで、無事に薬を処方してもらえたのでした。帰りもタクシーで帰ろうと思ったら、先生が回診のついでだからと家まで送ってくれ、カメも無事に帰宅。その間、鼻水はなし(たぶん)。
 獣医さんのところでも、ちょっと私と先生の手を離れると助手の女の子たちがきゃあきゃあと覗き込んでおもちゃにされてましたが。そのあと、しばらく箱の中で放置され、どうしてるかなと心配になってそっと覗いたら、ぐうすか寝てたし。そう言えばうちに来たときも、こんな感じで神経太かったよね。


 帰宅してさっそく食事に薬をかけて出してみたけど、これまたまったく何の問題もなく食べる食べる。
 この子が食事をしなくなったら、かなり深刻な状態だと思わねばなるまい、と思ったことでありました。