真っ白仔猫ニャンタ、もう無理……

　たったの２日目だけど……やっぱり無理です、この仔猫orz

　今朝は６時に目が覚めて真っ先に仔猫をチェック。生きてたよ。ほっとして、ミルクを作って飲ませ、排泄をさせる。ぴゃーぴゃーと鳴くのを無情にケージに押し込んでワンコの散歩。帰ってきてあれこれしてたらカメンコも起きてて歩き回って、そしてニャンタがまだ暴れてケージの金網によじ登ってるのを、真下から見上げてた！？　その前、私が床に座り込んでニャンタにミルクを飲ませてたときも、鳴き声に反応したのか、白いものが目についたからか、カメンコ、こっちをじっと見てたしね。

　残念ながら私がカメラをつかんで起動する２秒くらいのあいだに、ニャンタはもう金網から半分下りてしまい、カメンコはちょうど方向転換してしまってたけど。

　まだろくに目も見えないくせに、出せ出せと暴れるニャンタ。私の声？　匂い？　を察知するととたんに声がでかくなるのが、かわいいと言うかウザいと言うか……。

　こんなふうにして暴れてて、私はしばらく放置してパソコンに向かってたら鳴き声が尋常でなくなり、見ると隙間から首を突き出して抜けなくなってた……。頭蓋骨割ったらどうしようと焦りながら、どうにか抜いたけど、留守中にそんなことになったら困るので、袋の口を閉じる針金で格子を半分にした。やれやれ。

　やっと眠った。眠っていれば、純白の天使。

　ちょっと起きちゃっても静かにしていれば、天使。

　大声で鳴きまくって暴れまくる、悪魔。

　何とか、目の開き具合とか撮ってみたいんだけど、難しいねえ。

　これが精いっぱい。開いたばかりの猫の目はどの子も青いとか、外斜視だとか、知らなかったよー。

　私の机にやってきたニャンコが、ニャンタの気配に気付いてそうっと覗いているところ。このあとニャンコは背中の毛を逆立てながら、そうっと部屋を出ていった。

　今日は獣医さんが蚤取粉を持ってきてくれると言ってたんだけど、考えたら土曜日で、友人たちと朝ご飯の約束してたものだから、こちらから行きますと連絡。食事を早目に切り上げてニャンタを連れてった。蚤取粉で落ちたのは一匹だけだった。が、対応してくれた助手の女の子が、この子、すっごいお腹パンパン！　とびっくりして、おしっこが溜まってますよ〜、とぎゅうぎゅう局所を絞る。牛の乳並みに絞る。でもちょっとしか出なかったけどね。
　ノミ取り代はゼロで、そのまま帰宅。でもウンチも、１日にけっこう何回も出るんだよね。下痢なのかなあ？　前の死んだ仔猫ほどじゃないし、匂いもぜんぜん違うけど。

　とにかく、起きてぴゃーぴゃー言うごとに、ミルクを作って飲ませて、おしっことウンチをさせて、そのあと鳴きまくるのを撫でてなだめて寝付かせる。これにほぼ一時間かかる。それが今日１日で５回だったか……。
　で、ニャンコと過ごす時間がほとんどなくなる。私の部屋が居心地悪いニャンコはずっと居間でワンコと過ごす。夜、やっとニャンタが寝付いたらセンコを放鳥したいんだけど、ニャンコをひとりで私の部屋に閉じ込めるのはさすがにかわいそうなレベルで放置してたから、私も一緒に閉じこもると今度はセンコが寂しい。イグコだって、寝室の棚のてっぺんにいるのをほとんど放置したままになってる。
　そして今日はワンコのストレスも溜まってたらしい。サッカーの試合、最初の１時間以上をニャンタの世話で見損ねて、最後の３０分を見ようと思ったんだけど、そのときワンコにいつものチューインガムをやった。それをかじっていたワンコが、いきなりニャンコに怒って追いかけた。なんで怒ったのか、そのときはわからなかったんだが、そのあと水を飲みに行ったワンコが、今日の昼食べなかった分のフード（これも放置してました）を食べていて、私はニャンコにヨーグルト（軟便なので一日二回やってる）を食べさせようと入れ物に入れてニャンコに見せた。ヨーグルト大好きなニャンコがそれを認識した瞬間またワンコがニャンコに飛びかかった……。
　たぶんだけど、ニャンコの「わあ、おいしいもの！」ってオーラを感じ取って、自分のフードやガムを欲しがってると誤解したんじゃないかと。ワンコ、空気読める子だと思ってたけど、そりゃ読みすぎや。というか、誤読です。
　ニャンコに怪我はもちろんなかったし、大してショックを受けたふうでもなかったけど、私とダンナのほうがショックだったよ……。ヨーグルトのときは私の目の前だったので、すぐにワンコを引き離して押さえ、言い聞かせたけど、どのくらいわかったか……。ワンコにしてみたら、自分の当然の権利を主張しただけなんだろうからね。

　しわ寄せは、その他ツムリンコやイグリンコにも行くし、とにかくもう、いろいろと時間的にすごく無理。掃除のおばさんに、返したい。だけど今朝、携帯メッセで月曜はちょっと出かけるので火曜日にしてくださいって言ってきてた。火曜日まで……無理、待てない。
　どうしようといろいろ思案中だけど、野良犬野良猫保護団体に頼んでも、あちらもいっぱいいっぱいだろうから無理って気がする。
　人に頼むのが無理なら、私が心を鬼にして、どんなに鳴きわめこうともミルクと排泄以外はほったらかしにするか。これなら時間は半分以下に短縮できるから、その分ニャンコやワンコ、イグコたちに使える。少なくとも今よりは通常の生活に戻れる……はず。
　でもそれでニャンタの世話が行き届かず死なせてしまったりしたら、後味悪いよなあ。そもそも鳴いてるのを本当に無視できるのか？　わからん。今でも、今日一日で飲んだミルクの量は足りてるのか、自信がない。ウンチの回数が多いのが気になる。お腹は本当にあんなパンパンでいいのかも心配。そして……本当に１０日で、獣医さんに預かってもらえる状態に持っていけるのか？　というかそのころにはケージのなかで寝てるだけじゃ足りない状態だよね？　離乳食とトイレのしつけと……。１０日じゃそこまで行かず、３週間４週間かかったらどうするか？　センコみたいに、お世話に失敗して障害が出たりして、結局センコ同様うちで引き取るしかないとかなる可能性だってあるよなあ……。
　などなど、考え出すと、マイナスな仮定もいくらでも出てきてしまう。頭痛い〜、胃が痛い〜。おばさんがこの町にいるなら明日の朝いちばんで返しに行きたい気分。猫を捨てる人の気持ちもわかってしまいそうになる……。

　ええ、こんなにかわいいんですよ。かわいいけど、それとこれは別。

　こんなして、私の手のなかで眠って寝ぼけてかわいくても、それは別。どうすんべ。

少し冷静に考えると

　今日は土曜日で、しかも友人との約束があって、それで出かけて、獣医さんに行って、おひるごはんも結局外食、ワンコの散歩に防波堤まで行った、という、まあ通常なら普通の土曜日だったんだけど、その合間に家にいるあいだずっとニャンタの世話に翻弄された、というのがあって、よけいにニャンコに取れる時間が少なかったのか……。

　とはいえ、明日は買い物に水槽掃除と、土曜日より忙しい日曜だからな……。月曜になれば出かける用事は（ほぼ）なくなって、そうしたらニャンタが眠る合間に何とかなる……のかなあ？？？