南国の隅っこ(旧)

元はてなダイアリーだった記事です。引っ越したのでデザインとか無視ですが、読めるだけでも……。

チャヤはカルシウムすごいけど毒も

 数日前、比較的近くに新しいスーパー、ウォールマートがついに開店。ものすごい人だったが、日曜の朝8時に行ってみると、さすがに空いてて快適。
 そこで野菜コーナーに、チャヤを発見。これはいいかも、と思い、買って帰ってまず調べたら。




大きさがわかるように、手も少し一緒に撮ってみました


チャヤ Chaya
学名:Cnidoscolus chayamansa
トウダイグサ(ユーフォルビア)科 Crotonoideae亜科 Manihoteae連


 ユーフォルビア科はポインセチアとか毒のあるものもあれば、エノキグサのようにカメの餌になるものもあるようで、難しいところ。でもチャヤの栄養素としてはこんなデータがあり、


Humedad 79,00
Cenizas 1,65
Proteínas 8,25
Extracto etéreo (grasas)  1,93
Fibra cruda 1,94
Carbohidratos 7,23


Calcio 421,00
Fósforo 63,00
Hierro 11,61


Caroteno (vitamina A) 8,52
Tiamina (vitamina B1) 0,23
Riboflavina (vitamina B2) 0,35
Niacina (C.B.) 1,74
Acido ascórbico (vitamina C) 274,00


 という具合で、カルシウムがリンに対して7倍の比率! ビタミンCの量もすごい。こりゃあ人間にもいろいろとすばらしい効用があると言われているだけのことはある。
「ほうれん草の木」という別名があるのが気になって、シュウ酸の含有量を調べてみたけど、特にデータはなし。まあシュウ酸も毒というわけじゃなし。


 ということでさっそく使ってみよう、と。ところがカメンコ、前に差し出してやったらフリーズしちゃって、一分以上。あれ、どうしたんだろう、昨日一日放置されて野生化しちゃった? とか思ってたら、ようやく一口。で、おえ〜、として(でもかじった一口は食べたと思う)、そのままハウスへ。
 あらまあ、こんなにカルシウム入ってるのに、嫌い? それは残念、好きなら植木を買ってきて庭に、と思ってたのに。


 ところがさらに調べていると……。
「生の葉は毒性。含まれている配糖体が胃液と接して青酸に変化することがある」
 てぇぇぇぇぇ? カメンコ、食った分吐き出せ!!!


 と言っても無理だし、まだ生きてます。
 キャッサバってのも、Manihoteae連で近い種類で、知らなかったけど同じシアン化合物の毒があるのね。
 まあ青酸化合物ってリンゴの種とか(だからリンゴの種もカメに食わせちゃダメっていうよね)アーモンドにも微量ながら含まれているらしいので、チャヤの一口くらいなら……致死量には至らないと思いたいです。
 茹でると、毒成分は蒸発して消えるんだそうで、確かにこれまで食べたチャヤはすべて火を通してあったけどさ……。でもサラダにも使うって書いてあるし(その場合も茹でるらしい)、青酸に変化する毒が入ってるなんて、もっとでっかく赤字で書いておいてよ! と思う。