南国の隅っこ(旧)

元はてなダイアリーだった記事です。引っ越したのでデザインとか無視ですが、読めるだけでも……。

巨大ノパールの名前判明

 変な花が咲くなあと思っていたうちの巨大ノパール、ふたつめも開花して、でもやっぱり花びら開かず。




 これなら同定できるはずだが……と思って、こちらのリストを端からチェックしていたら、一番下の「Opuntiads from Other Countries」にあった……orz 素直にそこから先に見ればよかったよ。
 で、オプンティア属じゃなくてノパレア属なの??? こちらのサイトでもこれだけはノパレア属になっているし、日本語サイトでもノパレア扱い。うーん、でもこれだけのために別カテゴリ作るのはめんどくさい、というそれだけの理由で、カテゴリはオプンティア属で扱います。


 んで、これ、ちゃんと食用ノパールだったよ。掃除のおばさんが、「これ食べられるんですか?」とえらく心配して、いや、食べるのはカメンコだから、まずくさえなければ、とか言ってたんだけど、人間様用だったとは。
 しかも、「The variety '1308' has been selected for its quasi absence of spines and glochids (irritating hair-like spines)」という記述もあるから、これはまさに食用のための品種ってことですね?
 しかしウィキペディアでは(ノパレアじゃなくてオプンティアになっているな)、ドイツ語でもスペイン語でもこの種に「食用」の記述はなく、種名の元であろうコチニータの話と、あと木化した部分で家具を作るって??? それは初耳だ。
 で、食用となるノパールは、O. ficus-indicaのほうらしいんだが……。ウチワ部分も野菜として食べるとあるけど、しかしもっぱら記述はトゥナ(果実)に関してだな。まあたぶん、どっちの種もノパールとして食べるんだと思う。
 ついでに、葉挿ししているノパールは、たまたまだけどけっこう長いトゲがついているものだったので、cochenilliferaじゃなくてficus-indicaのほうかもしれない。


サボテン科オプンティア属/ノパレア属
学名:Opuntia cochenillifera、Nopalea cochenillifera var. 1308
和名:食用ウチワサボテン???
スペイン語名:Nopal
常緑多年性
原産地:メキシコ〜中米