南国の隅っこ(旧)

元はてなダイアリーだった記事です。引っ越したのでデザインとか無視ですが、読めるだけでも……。

トラ色のハチ

 今日ひさしぶりに庭で水遣りをして回っていたら、足元に何か落ちてる。ほんの1cmくらいのものだったんだけど、色が派手だったので目に付いた。



 死にかけのハチ。腹がまだピクピクと動いてるけど、立ち上がる元気はない様子。よく見たら、アリがお腹の上に、うわ、頭のあたりには群がってるー!
 だから、というわけでもあるのかないのか自分でもよくわかりませんが、羽をつまんでアリを払い落とし、とりあえずポーチに移動。



 うん、このほうが羽がはっきり写る。とかやってる私はアリより残酷かなあ? でも綺麗なハチなので記録に残しておきたかったのよ、許して。
 このあと、どうしようかだいぶ迷った。そこらに置けばまた生きながらアリに食われる。いっそ息の根を止めてやるのが親切か? しかしどうやって?


 余談ですけど、ドイツにいたころ狭い学生寮の部屋になぜかハチが入ってきていて、窓ガラスにぼんぼんとぶち当たってたんで、出してやろうと窓を開けに近寄ったら……頭がなかった!!! 頭がないのに、明るいほうを認知してそっちへ行こうとしているのか? いやそもそも頭なくても生きていられる昆虫、すげえ。
 という感動と恐怖がないまぜになったインパクトある風景が忘れられないので、このハチも死にかけているとはいえ、頭を取ったくらいじゃ死なないかもだしねえ……。
 生きながらに喰われるとしても、それも自然の定め、という理屈をつけて、アリたちが消えた獲物を探しているだろう元の場所は避けて、適当なところに置いてやりました……。