南国の隅っこ(旧)

元はてなダイアリーだった記事です。引っ越したのでデザインとか無視ですが、読めるだけでも……。

こんな多肉、ありかい!?

 今日はにっくきハローウィン(メキシコには11月1日2日に死者の日という伝統行事があるのに、米国のハローウィンなんぞに押されやがって)で押し寄せる近所のガキどものためにお菓子を買わねば、とスーパーの普段立ち寄らないコーナーをウロウロしていたら……えっ!?



 視界の端に一瞬横切ったのは……やけにこぎれいな多肉の小鉢!? 鉢植えはいつも野菜コーナーの奥にテーブルを設置して並べてあるのに、なぜこんなところに?
 と、ちょっと胸をときめかせて振り向いたら……あはは。



 メキシコお得意の、超リアル造花でありましたよ。


 余談だけど、その昔、日本に一時帰国することになったとき、バラ造りが趣味のうちの父親に、ジョークお土産として超リアル造花のバラの花を数本買って帰ったことがあった。何しろ、税関には引っかからないし、スーツケースにぎゅうぎゅう押し込んでも大丈夫だしね?
 で、じゃじゃーん!と取り出してびっくりさせて、なーんや、造花か、あほらしー、と言われて、目的は果たしたその造花、台所の横のストックヤードの隅の花瓶だか何だかにとりあえず放り込まれ。
 翌朝、朝ご飯の片付けをしていて、ストックヤードに入った父親が
「あれっ!? 母さん、こんなとこに水がこぼれてる! どこからやろ!?」
 母親が覗きにいって、
「いやっ、ほんまや、変やなー、こんなところに水が落ちるはずないんやけど」
 と何やら騒いでいるので、なになに?と私も覗きにいったら、昨日のバラの造花の花びらや葉っぱに水滴が。
「あー、それ、水滴の偽物」
 えーっ! と触ってみて納得した両親でした。


 ということがあったくらい、メキシコの造花はリアルにできて(るのもあり)ます。
 でもねえ、多肉はやっぱし、造花ではつまらんよね。カメンコも食べられないしね?