南国の隅っこ(旧)

元はてなダイアリーだった記事です。引っ越したのでデザインとか無視ですが、読めるだけでも……。

危なくまたカメが増えるところだった

 今日は、午前中隣のスーパーにて友人と落ち合い、その友人が預けた荷物を取りにいくあいだ、私はふらりとそこにあるペットショップに入ったわけです。
 冷やかしに入っただけだったんだけど、店の兄ちゃん(リカルドと今日名乗ってくれた)とは顔なじみ。「いやああああ、こんにちは!」てなテンションで挨拶され、2cmくらいかと思われるほどちっこいアカミミガメの子供たちがいる水槽を覗いてみると、なぜか一匹だけ、甲長9cmくらいのアカミミがいる。あれえ、この子大きいねえ、と言うと、飼い切れなくなった人が持ってきたんだそうな。そこらに捨てるよりよほど理性的だよね、なんて話をし、それから、いや実はうちにドロガメ二匹とクジャクガメ一匹がいるんだけど、クジャコが噛まれちゃって隔離中で、でも寂しそうだからパートナーを見つけてやってもいいんだけど、小さいとオスメスわからないよねえ、と相談。
 兄ちゃんは9cmのアカミミを取り出し、これなんかはメスですね、尻尾が短いし、前足の爪も長くないし、と講釈してくれ(いや、私がほしいのはクジャクガメなんだけどね)、そのあたりで友人も合流、三人で店を見て周り、兄ちゃんもカメが好きでアカミミなどを6匹飼ってるとか、鯉が好きでこれまた飼ってるんだとか、そんな話をしつつ、兄ちゃんは9cmのアカミミをずっと両手で愛撫。
 そして最後に、このカメ、世話をしようと思いますか? と言い出す。うわあ、そりゃあ魅力的だけど、でもねえ、と言うと、じゃああげます! って、おいおいおい。いやいや、いいカメだとは思うけど、うちマジで今はスペースないのよ。クジャコすらたらいで我慢させてるんだしさ。てか、クジャクガメとアカミミ一緒にしてもしょうがないってか、クジャコもたぶんメスだしさ。いや、種類が違うんだったらメス同士のほうがいいのか???


 と・も・か・く! 今これ以上ミズガメ増やす予定はないので、やんわりとお断わりしてきたけど、兄ちゃん、その気になったらいつでも来てください、ぼくがこの店にいる限り、このカメはあなたのものです! と言ってた……。ありがとう。
 まあ正直、店の子ガメたちが入ってる水槽はちっちゃいし、過密状態だし、子ガメたちも甲羅が白っぽくなっちゃってるのも半数くらいいて、店に置いておくのはかわいそう、むしろセントラの自然保護区にでも捨てたほうがよほどカメも幸せではないか、と思ってはしまう。でもね……ワンコがいない今、セントラに行く気力もありません。


 しかしなあ、こうしてカメについて熱く語れば、どんどんいろんなところからカメが転がり込んでくる国なのだな、と思った次第でした。