電気工の兄ちゃんとカメ談義

　もう１０日も続いていた低電圧問題、電気局と掛け合っても埒が明かなくて、外部の変圧器やケーブルの接触不良の問題だと思うんだが、電気局は問題は家のなかのほうだと言い張るので、もう一度個人の電気工を頼んだら、なぜかやってきたのは……あれ？　鉛管工の兄ちゃん？　と思ったら、電気もやるんですって。
　で、調べてもらってやっぱり問題は電気局管轄部なんだけど、変圧器とかじゃないから電気工の兄ちゃんでも直せる、ただし電気局ならただで修理するところ、個人だからお金はかかるけどね。いくら、と尋ねたら４５０ペソと言うし。高くも安くもない値段だけど、これ以上イライラと、来るかどうかわからない電気局を待つよりいいか、ってことでお願いする。
　そうすると、電信柱に登るための梯子を家から取ってくると言って兄ちゃんはいったん出ていったんだけど、助手の兄ちゃんは残った。

　この兄ちゃん、前に来たときも手伝うことがなくて暇なとき、うちのポーチにどっかり座り込んでずーーーっとクジャコポチコポチオの水槽眺めてたんだよなー。よほど好きなのか、生き物としてか食料としてか！？
　とちょっと気になってたので、私もポーチに座っておしゃべり。やっぱりポチトケ、おいしいんですってー……。緑のソースでスープにしてねえ……ってそれ、写真見たよー。あと、練り団子にしてもおいしいんですよねえ、って。ううううーむ、うちはペットとして飼ってるんで……。
　でもクジャコが首筋噛まれて水槽を分けた話をしたら、そうそうポチトケのこんな（と２５ｃｍ！？くらいを指で示して）大きいのに指を食いちぎられた人いるんです、って。ひえー。ポチトケもグアウ（ジャイマス）やチキグアウ（カミツキガメ）に負けない凶暴カメだったの！？
　いやあ、うちのは私の掌噛んだことあるけど、血も出なかったし、悪気はなかったんですよ悪気は！？　
　あと、クジャクガメ（アカミミガメかも）も、こーんなでかいのがいるんです、って兄ちゃん、両手を広げて、それ６０ｃｍはあるけど……。グアテマラクジャクガメとかそのくらいになるんだっけ？　もしかしてこっちのほうまで紛れ込んできてるのかもねー。

　アルマジロもおいしいんですよ〜、とか。アルマジロも、私は食べるより生きてるほうがいいかも。そういう話になると、当然、イグアナの話にもなり、うち、いるんですけど、イグアナ。と言うと、兄ちゃん、え、大きいの？　小さいの？　大きいの一匹と小さいの一匹。イグリンコを捕獲したときの話、餌付いて緑色になってきた話などをして、それから小さいのもペットショップでねえ、と話して、そうだ、日光浴するのに出してやろうっと！　と立ち上がると、兄ちゃん無言で怯えただろ、今ｗ
　いやいや、ケージごとだから、とイグコを連れ出すと、ほっとした様子。兄ちゃんの話だと、野生のイグアナは、犬とかに追い詰められると死んだ振りをするそうな。で、犬が油断したところで尻尾の鞭攻撃！　ああやっぱりねえ、でもうちの子はおとなしくてそんなことしませんけどね。死んだ振りはするけどｗ

　ついでにカメンコもこのところ庭散歩少なめだから出してやるか、と連れ出すと、ちょうど電気工のお兄さんが戻ってきて、携帯を取り出し、私が抱いてるカメンコの写真をパチリ。娘に送ってやるんだって。いいですよー。助手のお兄さんは、噛まない？　と訊ねて、噛まないですよー、と聞くと、カメンコの前足とかぶにぶにと触りまくってた。知らない人にもまったく萎縮しないね、カメンコ。
　そのあと庭に下ろしてやっても、ハウスで寝てるところを無理やり掘り出されてきたからか、バケツの後ろに突っ込んで寝てたけどｗ

　何となく興味のありどころに微妙な差を感じつつも、動物談義で盛り上がった朝でした。