南国の隅っこ(旧)

元はてなダイアリーだった記事です。引っ越したのでデザインとか無視ですが、読めるだけでも……。

トゥルムのイグアナたち

 友人と2泊3日でユカタン半島カリブ海沿岸、海に面した遺跡トゥルムに行ってきた。遺跡はけっこうな観光客で賑やかだったけど、イグアナたちはまったく平気で、すぐ近くまで行っても逃げない。ま、そこらの葉っぱをちぎって鼻先に差し出しても、じいいいっと見つめはするものの、取って食べようとまではいきませんでしたがね。



 わりと入り口近くの砂地にいたイグアナ。パッと見、うちにもいるツナギトゲオイグアナとは違う! と思ったので、通る人の迷惑も省みず? 急いでカメラを取り出して撮ったんだけど。



 帰ってから調べると、ユカタンのこの辺にいるのは、ツナギトゲオイグアナ Ctenosaura similis か、ユカタントゲオイグアナ C. defensor だけのようで、後者は似てるような気もするけど、こっちのサイト情報だと15cmくらいだというので、違うかなあ。やっぱり単なるツナギトゲオ?



 こちらは典型的ツナギトゲオイグアナCtenosaura similisの成体オス。ボビングしてた。



 同じくツナギトゲオの成体メス。



 ツナギトゲオの子供。



 道端の石のあいだに落ちたグアヤバの実のようなものを食べているイグアナに近付いたら、こっちに寄ってきた? けど、口周りが気になってペロペロしているところで、ピンクの舌がうまく撮れてた。


 岩山の上にいるのとかは、かなり全身真っ黒だったり、ツナギトゲオでもけっこうバリエーションはあった。

グリーンイグアナは見世物に

 トゥルム遺跡の入り口でも、1m20くらいのグリーンイグアナを抱っこしたおじさんがいて、触らせてもらった。抱っこして写真を撮らせてもらうとお金を取られるシステム。
 同じのが、そのあと行ったプラヤ・デル・カルメンでもあって、観光客がうろつく歩行者天国に、イグリンコと同じくらいのイグアナ(4歳と言ってたけど適当かも)と、尻尾がちょん切れた、イグコより少し小さめの幼体イグアナを抱いたお兄さんもいた。3枚撮って50ペソだそうな。そのお兄さんは、もう少しあとでもう一度通りがかると、さらに中間くらいの大きさのイグアナを加えて3匹持ってた。


 同じようにして1m70くらいのボアを肩から首に載せて写真を撮らせようとしているお姉さんもいた。これも私は触るだけでお金は出さないけど、ボアなのに、皮膚がボロボロでかわいそうだった。脱皮中なの、と言ってたが、ヘビなのにイグアナみたいな脱皮の仕方。
 他に、ジャガーの子供やオマキザル(mono capuchino)の赤ちゃんを見せているところもあった。おサルも、写真数枚で50ペソ。ジャガーは20ドルって言ってたから、それに比べれば安いでしょー、と兄ちゃんは懸命に勧誘してくれたけど、まあいいや。


 本当は、ユカタンハコガメと出会えたら最高だったんだけど、まあそんなうまくは行きません。