南国の隅っこ(旧)

元はてなダイアリーだった記事です。引っ越したのでデザインとか無視ですが、読めるだけでも……。

イグリンコは脱走せず

 昨晩2時過ぎ、ものすごい暴風雨が始まった。寝室側の窓に吹き付けるので、慌てて窓を閉め、私の部屋も同じ向きなので窓を閉め、ダンナの書斎は裏庭へのドアから浸水してるけど毎度のことなので放置。
 台所は反対側だからまあ大丈夫かな、でも念のため、と思って行ってみると……ええええーーーー! 中庭への扉が全開!!!!!


 どどどどうなってるんだ!? 旅行から帰ってきてすぐに、イグコの鳥かご下の糞受けが裏まで汚れてたから洗いに出て、ついでにイグリンコの様子も見て挨拶して、ウンチしてたから掃除して……そのあとドアをきちっと閉めなかったのか? アルミサッシのドアでハンドルもレバー式なので、イグリンコが乗っかるとすっと開いてしまうかもと、いつも鍵までかけてるのに、かけ忘れたのか!?


 よくわからないけど、とにかくドアを閉めて、さて、イグリンコはどこ?
 濡れネズミのイグリンコが、避難所を求めて家のなかに入ってきていたら、それを(いくら自然界では同じことでしょ、と言っても)暴風雨の中庭に放り出すことはできない……てか、夜の夜中にそんな捕り物やりたくないし。
 でも、中庭の電気をつけて覗いてみると、イグリンコは中庭にいた。大きなバケツをひっくり返して置いている、それと壁のあいだに。顔がバケツの向こうから覗いてたんだけど、なんか、顔を持ち上げて両手を踏ん張り、デュラップ広げてる……? 顔も真っ白に見えるんですけど? 風でドアがバーン!と開いて、びっくりしたのかなあ? 雨が降ってきたから、少しでも雨のかからないところに移動したばっかりだったのかもしれない。


 などなどと考えながらも、とりあえず安心して寝たんだけど。
 今朝、ダンナにその話をしたら、「あー、ドア閉め忘れたかも」と言う。なんだー、そうだよね、私はそういう習慣的な動作はまず忘れないたちだし。犯人はダンナだったのか。と思ったら、「昨日の晩9時ごろ、モップ取りに出たから、そのときだと思う」って……ええええー! 夜の9時から開けっ放しだったのか!? いやいや、いくらなんでもそれはないと思うけど、9時にはきちっと閉まってなくて、その後、風が吹き荒れたときにバーンと開いたんだよね、きっと。私が気がつくせいぜい10分前くらいだよね(一度寝室側の窓を閉めてからベッドに入って、それでも気になるので台所を見に行ったので、そのくらいのタイムラグあり)。
 まあそれでも、ドアが開いたとき、チャンスだ! 逃げ出そう! とは直結しなかった、のなら、ちょっと嬉しいんだけど。中庭を自分の居場所と認識してくれてるならね。