イグコとカメンコのファーストコンタクト
籠のなかの赤ランプがお気に入りでなかなか出てこなかったりするイグコだけど、昨日の晩は出たいと言うので出してやった。そしたら……本棚の微妙に狭い隙間に無理やり潜り込んだー! あんた、クレスト(背中のトゲ)が折れ曲がってるよ? ボロボロになっちゃうよ?
と言っても出てこないのでしょうがない、そこで一晩寝て、今朝は早くからいろいろ出かける用事があったので、机に戻るための橋を用意して、餌をばらまいて出かけた。帰ってきたら、ここまでは誘導できてたw
そうそう、もうちょい出ておいでー?
こんなふうに、餌をばらまいて道筋を作ってるわけだが。
私が帰ってくると、そろそろと動き出して、出てきたー。私は見て見ぬふりでパソコンに向かっていたら……来た来た。
ヘンゼルとグレーテル逆バージョン?
そして手からやるとそれに釣られてあっさり机に下りる。私の指をペロペロして、もっとご飯、と言ってるところを撮ってみたかったんだが、カメラを持つとそっちに気を取られちゃう。顔は笑ってるように見えるけど、ちょっとカメラ警戒してる体勢。
ほらー、クレストが曲がっちゃって。しかも、全部が一方向にじゃなくて、数センチずつ、右と左とに。まあ途中から折れてるんでなければ、元に戻るとは思うけど。
しかしそこから、赤ランプをともしている籠に入って本格的にご飯を食べるかと思ったら、今日はそうじゃなくて、ドアの横をよじ登って籠のうえに行ってしまった……。まあいつかはやるだろうと思ってたけどね。熱くなってた赤ランプをあわてて取りのけて、さて、この壁をするすると上まで登って行っちゃったらどうしようね?
あ、そうそう、そこのワンコのぬいぐるみと仲良くしておきなさいね。もうすぐ本物が来るからね。
これ、わかりにくい写真になっちゃったけど、すぐ左に高い本棚があって、このとき初めて気が付いた。本棚の背中と壁のあいだがだいぶ空いてる……。普通だったら、イグコ、いくらなんでもこんなところに入らんでしょ、と高を括るところだけど、何しろ昨晩、まさかのクレスト折り曲げまでしてぎゅうぎゅうと潜る芸を見せてくれたからなあ。本棚の裏なんかに潜り込まれたら大問題。イグコ、ここは入れるだろうか、とじっと見つめて考えてるし。
で、左手で本棚を壁に押し付けながら(あとでダンナに手伝ってもらって下に段ボールを噛ませて、たぶん入れなくなってます)、右手でイグコを微妙に反対側へ誘導。両手がふさがってるので、ここからは写真は当然ない。
でも右手にイグコの片手片足が乗った状態で一応落ち着いてくれたので、そんなら、とやや苦しい姿勢の私は手を抜こうとしたんだけど……指を抜くと、乗りなおすイグコ。おいおい、なんだよ、私の手の上、好きなの?(ウハウハ飼い主)
そんなら、とやや苦しい姿勢も我慢して、じわじわと手の上に載せていく。そうするうちに、今度はイグコのほうが動き出して……手から下りるのかと思ったら、なんと、方向を90度変えて、私の腕のほうへやってくる! ウハウハウホッホの飼い主。
ここまで10分くらい、苦しい姿勢を保ち続けている私。ダンナは明日から一週間の出張のため出かける準備をしてたんだが、何か言いに来て、あの〜私今振り返れません。という私に、何やってんだーと爆笑のダンナ。こんにゃろ、人が苦労してイグアナを手懐けてるってのによ……。
イグコの胴体が完全に私の腕に乗ったところで、ゆっくりゆっくりと動かして、イグコを机に下ろすことに成功。イグコもそれを期待してた感じ?
で、机に戻ると今度はカメンコのケージに向かう。
カメンコは、なーんも気付かず、ひたすら食事中。
しかしまた向こうの本棚に跳ぼうとしているイグコに、あんたこないだも失敗したでしょ? 遠いし無理だってば、まあやめといたほうが無難だと思うよ? と説得?すると、あきらめて方向転換したんだが。
尻尾がカメンコの背中に乗ってる。このコンタクトを感じたのか、それともイグコが動いたとき視界に入ったのか、さすがのカメンコも気付いてフリーズしてた。まあ、そんだけだったけどね。
そして……イグコはこのあと、またもや、カメンコハウスの外壁にウンチとおしっこをやってくれたのであった。なんか、コンクリのカメンコハウス、ほんのりとおしっこの匂いが染みついてるのかもね。そういうことなら、そこに常にイグコ用のオムツを広げておくことにするよ。
イグコはこのあとしばらく机の上をうろうろしてから、また本棚へ。もういい加減ビニールシートかぶせなきゃなー。と思いながら、上の狭いところより、下のほうにしなさいね? とこれまた説得して、そっちに入ってもらって、今夜はそこで寝るつもりらしい。
なんか適当な平べったい空き箱でも机の上に置いてやったらいいのかも? イグコが気に入ってくれそうな寝場所の構築、考えてみる。