南国の隅っこ(旧)

元はてなダイアリーだった記事です。引っ越したのでデザインとか無視ですが、読めるだけでも……。

カメンコに第一回投薬

果物作戦は失敗

 何とか、強制投薬を避けられないかと、まずは果物作戦。バナナとメロンとパパイヤを薬なしで一切れずつ並べて、どれが一番お気に召すかご照覧いただいたが……カメンコ、興味深げにどれも匂いを嗅ぐものの、食べる気にはなれないそうでorz どうしてなんだろうなあ、果物はやりすぎないようにと注意書きがつくほど、カメは果物好きらしいのに……。昔っからカメンコは果物いっさい受け付けないたちだった。リンゴを一口くらい食べたことがあるだけ。

菜っ葉作戦も敗退

 しかし食欲はあって、いつもの菜っ葉はバリバリ食べているので、ここに塗ったら案外気付かず食べてくれるかも、とはかない希望をかけて恭しく差し出してみたが、これも丁寧に匂いを嗅いで辞退。薬を洗い落として、痕跡くらいは残ってるかも、という菜っ葉を差し出すとバリバリ……と少し食べて、ピタッと止まる。はい、それ以上は食べませんでした。まあ食べても薬なんて0.01mlくらいしかついてなかったけどね。

獣医さんのホウレンソウ説

 というわけで獣医さん到着。獣医さんもいろいろいろいろ調べてくれたそうで、中にはホウレンソウに混ぜてやると食べるという話もあったとか。そうなんですか、ホウレンソウはシュウ酸が多いので普段はやらないんですが、薬のためならまあ、ただ、食べるかどうかわからない(カタバミを一度戯れにやったことがあったけど、やっぱシュウ酸が多い=酸っぱいなのか、ぱくっとやって吐き出し、あとは見向きもしなかったしな)。
 まあやっぱ、首をつかんでゾンデで口をこじ開けるしかなかろう。


 てな話をしているあいだ、助手の男の子2名はケータイカメラでカメンコの撮影に夢中w いいけどね。

とうとう強制投薬

 助手その1がカメンコを持ち、助手その2がカメンコの両前足をつかみ、私がカメンコの頭をつかんで、獣医さんがカメンコの口をこじ開ける。そしてシリンジで薬を注入〜。
 3分の1くらいは吐き出してた気がするけど、少しは入ったらしい。どのくらい入れました? と訊くと3mlほどとのこと。入ったのは2mlかもしれないけど、それでも有効成分100mg。明日も来ます、とのことで、これを数日続けながら寄生虫の増減をチェックすることに。

カメも怒るのだ

 カメンコは頭を離してもらったあと(やっぱりすごい力で、最後のほうは、わあああもう無理です!と叫んでた私)、しばらくそのまま助手その1にぶら下げられてたんだが、怒りのおしっこ噴射! あまりの量に獣医さんも助手たちもびっくりしてた。でもおしっこは毎日そんなもんです。
 そういえばリクガメの怒った顔って見たことなかったけど、リクガメも怒るんだねえ。昨日も無理やり押さえて薬をやったとき同じ顔されたけど、今日もかなり怒ってた。
 でもそのあと下ろされると、適当にその辺を歩き回って、私のほうにも「なんかおいしいもんある?」と寄ってくるので、まあ一安心。ケージに戻したら、バリバリご飯食べている。