南国の隅っこ(旧)

元はてなダイアリーだった記事です。引っ越したのでデザインとか無視ですが、読めるだけでも……。

イグコ、ボビング、カメンコと釜飯、肩登り

 イグコが昼過ぎ、パソコン裏から出てきてカメンコのケージの縁に乗った。ふと見ると、窓際にこないだのトゲオベビーが。またも嬉しがってカメラを手に取る私。いつもあそこに来るなら、餌を毎日置いてやれば……とか考えちゃうねえ。でも、何が好きなのかいまいちわからないけど。


 トゲオの写真を撮り終わってカメラを置いて少しすると、イグコが突然ボビング! こんなはっきりしたボビング、イグコからもイグリンコからも見たことなかった。うわ、とカメラのスイッチを入れて動画に切り替えて構えたけど、もう終わっちゃった。たぶん、窓の外のトゲオを見たんじゃないかと思う。イグコのボビング終わってから窓を見たら、トゲオいなかったし。イグコ、いっちょまえに縄張り主張ですか?

野生イグアナのグループ構成

 ところで、昨日図書館に到着したら、グリーンイグアナが3匹まとめて落ちてた。建物のきわの、芝生と低い植え込みのあるあたりで、でっぷりオレンジのオスと、小柄だけど全身グレイのたぶんメスがほとんど触れ合う距離で、右と左向いて、むしゃむしゃ。メスは私の姿にススス、と茂みに逃げ込み、でっぷりオスはボビング。ふと気がつくと、そのすぐ上の窓枠に、こないだも見かけたイグリンコそっくりなサブドミナントのオスがいた。
 こうして並べてみると、ドミナントサブドミナントのオスの違いは大きくて、知らないで見ると同じグリーンイグアナだと思えないくらい。顔立ちがぜんぜん違う。イグリンコも、ドミナントオスのいない中庭で暮らしてたら、だんだんドミナントになるのかと思ってたんだけど、どうなんだろ、一度どちらかに決まってしまったら、一生その地位?から抜けられないんだろうか?
 そして、サブドミナントだったら、ドミナントオスのすぐ近くにいても、縄張り争いで追われることなく生きていけるってこと? 確かに、本にも、メスとサブドミナントのオスを見分けるのは難しいと書かれてたし、そのくらいメス化してるってことかなあ。
 だとすると、もしイグコがオスで、しかも今のサイズでトゲオにボビングするほどドミナントなオスに成長するとしても(そうなると今後いろいろと飼い主が苦労しそうだけど……)、もしかするとイグリンコは喧嘩を売られることなくうまくやっていけるのかなあ?

カメンコと同じ釜飯

 さて、トゲオを追っ払ったイグコは、カメンコが下でバリバリと食べてるところに下りていって、堂々と一緒に食べ始めたよ。おいおいおい。


 ボビングは撮れなかったけど、これは動画も撮れた。

 ちょっとちょっと、カメンコがくわえてる菜っ葉を反対側から食ってるし! カメンコを私と同じだと思ってるとか? いや、カメンコはあんたに「さあお食べ」って菜っ葉を持ち上げてるんじゃないんだよ?
 それからハウスのあたりをウロウロするので、朝すでに一度トイレはしたけど(それもカメンコの餌トレイにしてくれて、失敗何度目?)、まさかまたするのか? 今度こそ、と朝から用意していたトイレたらいを見せたり、誘うような位置に置いたりしてみたけど……努力むなしく、カメンコがいったんハウスに入った隙に、「この菜っ葉はぜーんぶオレのもん!」的なパフォーマンスなのかどうか、またまたカメンコ餌トレイにおしっことウンチー。まあ、マットレスにされるより掃除は楽ですけどね。

イグコ、飼い主の背中探検

 トイレの少し前に餌とカメンコケージをうろうろしてたとき。イグコがケージの縁からじいっと床を見つめた! これはもしや、「また床に下りて遊んでみようかなー」とか思ってる? ちょっと待て! ワンコは今部屋にいないけど、ドアを出たすぐそこにいるんだよ。気配を感じて戻ってきたらどーすんの! って言ってるあいだに、ほら、ワンコが!
 そこで、やってみた、タオル腕作戦。今度は右手にタオルを巻いて、どこかに行ってみたそうなイグコに差し出したら……するすると登ってきた! しかも、肩まで。その辺はTシャツで薄いんで、爪が少々痛いんですが……。我慢する。肩から背中に登ってくる。中腰になってたそのままの格好で、背中にイグコをしょって、フリーズする私。ダンナがいたら写真撮ってもらえるのにーーーー。自分じゃ無理かね、これ、とそろっとカメラに手を伸ばしてみたけど、その動きでか、イグコはさっさと向きを変えて腕を伝ってまた下りたのでした。
 しかし、意外と抵抗なく登ってくるもんだねえ。ちょっとびっくりしたよ。今度からもっとやってみようっと。

イグコとカメンコとワンコの釜飯

 さて、カメンコとイグコはもう本当の「同じ釜の飯食った」仲になったわけだけど、実はその少し前にも。


 カメンコがおしっこしてたので、マットレスごと取り替えようと、カメンコを床に下ろして掃除をしてた。そのときワンコが菜っ葉の切れ端をおもちゃにしてて、どこから拾ったのかなと思いつつ、マットレスを中庭に持ってって洗って、戻ってきてケージに新しいのを入れて、さて、カメンコを戻そう……としたら、カメンコも床の上でバリバリと菜っ葉食べてる。ワンコがそれに、「あーーーずるーい!」と言いたいのか、吠えてる。あんたら……。
 そして、菜っ葉の出所は、イグコの籠の奥に入れておいた、イグコ用の菜っ葉だったのでした。イグコが、私がいないうちに籠に入って、菜っ葉を引っ張り出し、全部床にぶちまけてた……。あんたは、猫かッ!


 ということがあってから、上記のあれこれがあって、最後にイグコにマーキングされた菜っ葉を洗って、ついでにイグコにもう少し菜っ葉をやるかと新しいのを持ってきた。机の上にいたイグコに、ほれ、と差し出すと、バリバリと食べる。やっぱりカメンコのでは足りてなかったのねー。
 と食べさせてたら……そのすぐ下でワンコが、「菜っ葉……」と見上げてるのだった。はー。


 いっそもう、大きなバケツに菜っ葉を3束か4束まとめて突っ込んで、カメンコイグコワンコにいっせいに食べて・遊んでもらうのが一番手っ取り早いのかも、と思えてきた今日このごろ。
 というのは冗談半分としても(いずれはカメンコとイグコはご飯共有になるんだろうな)、カメンコのケージがもうあまりにも狭いから(運動には前庭に出してるけど)、そろそろ部屋の床に直接ハウスとマットレスを置いてもいいかな、と思ってたんだけどねえ。カメンコの餌をワンコが散らかすことは計算してなかった。どうしたもんだか。