南国の隅っこ(旧)

元はてなダイアリーだった記事です。引っ越したのでデザインとか無視ですが、読めるだけでも……。

イグリンコの悪行発覚と馬の話

 今日はポーチの大掃除。2010年にこのブログを始めて、カメンコと多肉サボテンを飼い始めてから、いろいろいっぱい使った飼育道具やら植木鉢やらが山と積み上げられて埃だらけになり、何がどこにあるのやら……状態だったのを、やっとこさで整理して掃除して、少しだけ見栄えよく収納して、また積み上げた。
 はー、よく頑張ったなー、今年の大掃除はこれでいいことにしよう!?とか思いつつ、昨日のレストランのテレビで馬術ワールドカップ?の障害飛び越しを見ていて、あー馬飼いたいよなー、とまたまた思ったりして。ダンナが退職したらランチョ(農場)買って馬飼うぞー、とか考えてたけど、そんな歳になって乗馬とかできるんかいな? 馬の寿命ってどのくらいなんだろ?
 まあ私の場合、乗馬がしたいというよりは、馬を小さいころから育てて仲良しになりたい、ってのがメインで、その延長として乗って散歩とかできたらいいなあ、くらいだから、年老いて体力的に乗馬が無理なら別にそれでもいいんだけどね。
 で、メキシコに来て数年目にあるところで乗馬したことあったなあ、とそのとき撮ってもらった写真を引っ張り出してみたら……アナログ写真は全部まとめてプラスチックの引き出しに入れてたんだけど、前ーにイグリンコがそのうえでおしっこしたことがあった。それ、全部外側を流れたと思ってたんだけど、一部が引き出しのなかにまで流れ込んでいたらしくて、写真が一部、貼りついてしまって、剥がすとバリバリ、なんの写真だったかも判別できないようなのが数十枚……うぎゃあああああ。ほとんどはビニールの簡易アルバムに収納していたり、まとめてビニール袋に入れたりしていたので被害は免れてたんだけどねえ。ああああ、さっさとスキャンしておくべきだった……orz スキャンって時間がかかるから、なかなか重い腰が上がらなくてね……。でもこれを機に、やれるだけやっておくべきかもね。


 その犯人は……

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 知らずに見たら、なんですかこれ?ってな形状に。

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 イグコも大迷惑。
 イグリンコ、今日も本棚のうえの段ボール箱におしっこしてくれやがって、掃除のおばさんが部屋にいるときで、せにょーらあああ、って呼ばれて慌てて行ったんだけど、幸い段ボールのてっぺんがくぼんでいたのでそこに溜まり、しかも中身はそんな事態を想定してビニールに包んでいたし、なかにはまったく浸みこんでなかったのでノープロブレムだったんだけどなあ。


 とりあえず、目的だった馬の写真は無事、というかよく探したらすでに以前スキャンしていて、そっちのほうが色も褪せてなかったw 20年近く前の写真だから、顔出ししちゃいますけど。

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 めっちゃ嬉しそうやねー私。1997年4月に、メキシコシティ滞在中いつもお世話になってた日本人ご夫婦に連れられて、マルケッサというところ(マスの養殖で有名らしくて、マス料理食べた)に行ったとき、お客を乗せてくれるサービスやってて、私はやっぱり黒馬にふらふらと近付いていった。んで、いくらくらいだったか忘れたけど、そのとき日本から来ていた女性とふたりで乗ることに。
 手綱を引いたほうに曲がる、ということだけ教えてもらって、乗って、その辺をぽくぽくと散歩。おじさんは後ろからついてくるだけ。でも本当にいい子で、手綱のちょっとした動きに素直に反応してくれる。すごいもんだなあ。ただ、一緒だった日本人女性のほうは、たぶん手綱を引っ張りすぎなんだと思うけど、馬を思うように動かせなくて、おじさんに引いてもらったりしていた。もう大丈夫だろうとおじさんが手綱を離すと、今度は勝手に池に下りていって水飲んじゃってるしw それを見た私の馬も、わしもちょいと……と道端の草を食べ始めたりして、でもおじさんがやめさせてというので、手綱を引くと素直にやめてた。そのころ、池に突っ込みそうな女性は悲鳴を上げてたw 乗り手の力量がバレバレって本当なんだなあとちょっと思ったw

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 けっこうな距離をお散歩して、最後のほうはおじさんが時間切れーって感じで後ろから馬のお尻をペシペシ叩いたので、疾走しちゃって、これがまた楽しい〜。ああ〜、終わるのもったいない〜、もっと乗っていたい〜、って感じで、下りてからも馬とイチャイチャしてた私。馬のほうはまったく感慨のない顔してたけどねw


 テレビの障害馬術を見ながらいろいろ思い出してたんだけど、スタインベックの『赤い小馬』も子供のころに読んで印象深かった。あのころは、子供のジョディの気持ちに寄り添って読んでいた気がするけど、今思い返すと、最初の短編でジョディが初めて自分の馬としてもらった小馬を病気で失って、続きの短編『約束』で、次に生まれる仔馬をもらうことになる、その仔馬がちゃんと生まれるかどうかのジョディの不安もすごくわかるんだけど、それを保証する使用人のビリーが、今度こそはと母馬の出産にまさに命がけで臨む気持ちがなんか痛々しいくらいに思い返されたりして……。
 これって、今の自分が動物の飼育(と繁殖)に片足突っ込んでいて、これから背負う責任を感じてるからなのかなあ、と思ったりしたことでした。


 それともうひとつ、実はこの11月くらいからずっと、小学校低学年のころに大好きだったドイツのインディアン映画をネットで見られることに気付いて、どっぷり浸ってたんだけど、これも馬へのあこがれの一因なのかもねえ。しかも、やっぱり黒馬w 西部劇では主人公が乗るのってたいてい白馬だったりするんじゃないかと思うけど、この映画では黒馬なんだよねえ。マルケッサで黒馬を選んだときは、そんなこと忘れてたけど。
 まあ自分の馬が持てるなら、何色でもかわいくなるのは間違いないけどね。あー、でもやっぱりこれは夢のままになるのかなあ。


 今日はお庭でカメンコとトゲちゃんがニアミス。写真撮ったときはすでにちょっと距離ができてたけど。

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