南国の隅っこ(旧)

元はてなダイアリーだった記事です。引っ越したのでデザインとか無視ですが、読めるだけでも……。

ポチオの交尾とドロガメ飼育環境

 化学療法の注意として、動物との接触はしないこととか言われたので、カメの餌やりとかも掃除のおばさんに頼んでいた。ところが……先週末、気付いたらカメフードがもうほぼ空っぽやん!! え? 6kgのバケツ開けたの、6月だよね? 3ヵ月ちょっとで6kg使い切ったの!? 前の6kgは一年もったのに!! 2000ペソ近くするんやで! おい、こら! しかも、クジャコたちはお腹を空かせてお互いに噛みついたりしちゃってる……。どんだけアンバランスにやってるんだ。
 とにかく緊急に、カメフードの会社にメールを送って次のを注文。来るまでに一週間以上かかるから、ぎりぎり。まあ食べなくても死なないけどさ。(しかもこっちから値段計算してこれでいいですかってメール出したのに、会社からの見積もりがやけに安くて、でも固定客扱いで安くしてくれたのかと思ってその金額でダンナに振り込んでもらったら、午後の銀行閉まった時間になって、間違いでしたって言ってきて……。翌日改めて差額振り込みで一日ロス。こういうとき日本だったら、こちらのミスなので今回はこの値段で、とか言うんじゃないかなーと想像してみる。でもメキシコ人はそういうことしないよなー)


 んで、掃除のおばさんにはやりすぎ(かつクジャクガメたちには少なすぎ)ってことをいちおう注意はしたけど、フードやるくらいなら私がやっても大丈夫だよね。てことで、餌やりは私がやることに。それぞれの食いつき具合を見ながら量を調整するってこと、おばさんはやらないんだろうなー。
 たらいの縁をこんこんと叩いてカメたちを呼び寄せてからフードをパラパラ入れて食いつくところを見るんだけど、今日はポチコはいるけど、ポチオとポチスケはどこ? と思ったら。

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 こんな写真しか撮れなかったけど、交尾してたー! 今、発情期なんかい! まあ次の産卵に備えて、頑張ってちょうだい。

ドロガメ飼育環境にアドバイス

 ところで昨日、掃除のおばさんの旦那さんのお姉さん、という人が一緒にやってきた。動物、特にカメが好きとかで見せてほしいというので、はいはいどうぞー。
 で、庭を見てまわってて、ドロガメたちにはもっと陸地がいるよ、と言われた。そういえば昔も、メキシコ人でそんなこと言う人いたなー。掃除のおばさんの旦那さんのお姉さん(長いので、以下お姉さんで)は、卵は産んだけど孵化にいたらなかったという話を聞いて、陸地が少ないからだと断言。……そうなの?
 うーーーん。交尾は成功してるよな。発生が始まってるんだから。でも親亀のコンディションが悪くて、卵の栄養状態が悪いとかってことはあるかもしれない。そうなのかなあ。


 そもそも本当にドロガメは、ミゾヤマガメほどに陸棲が強いのか? 野生のドロガメを見ているメキシコ人はそう言うけど、それは人間が陸地にいるドロガメしか見てないからかもしれない。水のなかにいるのを見る人は、めったにいないんじゃないか?
 これまで読んだ飼育本、日本語でもドイツ語でもスペイン語でも、ドロガメは水がメインで陸地もまあ必要(もちろん産卵には必須だけど)、と書かれていた。FBのメキシコドロガメコミュでは、大量飼育してる人が陸地と水と半々と言ってたこともあるけど。


 でも実際に卵の孵化に失敗しているので、お姉さんには、そうかあ、じゃあ今度はミゾたちみたいな感じの場所を作ってやります、と言ったけど、でもさ、考えたらちょっと前まではそうしてたんだよね。
 まだポチスケがいなかったころ、ポチコとポチオだけで、産卵もまだだったけど、

 こんなふうに。陸地メインですよね。で、結局、ポチコもポチオも、水から出ることはほとんどなかった。これを作ったのが2012年11月で、2015年12月に今のたらいにするまで3年間。この環境で飼育してたんだよ。
 でも結局、水が冷たすぎるのと、ポチたちがぜんぜん水から出ない、ポチコが餌にありつけないのでポチオから隔離、ポチスケ登場、などなどで、今のたらいにして三匹まとめ、そして交尾もうまく行ったわけだし。


 ただ、陸地メインにしたら、産卵場所の選択肢は増える。そしてそのまま自然孵化させるほうがいいのかもしれない。でも結局今年の有精卵も、最初の産卵では温度が低すぎたと思うんだがなあ……。とはいえ、4月5月産卵の気温充分な卵も失敗してるわけだから、他にも理由はあるんだろうな。
 うううーむ、何とかリベンジしたいものだけど……来年の産卵はどうするかなあ……。