南国の隅っこ(旧)

元はてなダイアリーだった記事です。引っ越したのでデザインとか無視ですが、読めるだけでも……。

ワンコ受難の日

 昨日の話だけど。
 ワンコを獣医さんに連れてった。トリプルワクチンの注射しなきゃいけなかったのと、このごろたまにウンチが緩く、食欲もあまりなく、かつこれは前からだけど最近特にひどいのが怠慢癖。散歩に行きたがらない犬って、どうよ? 5分も行くと、もう帰る〜、と駄々をこねて歩かなくなってしまう(家の方向には歩く)。私が散歩に行けないあいだ、さっぱりやる気のないダンナが散歩してたんだけど、ウンチしたらその地点でUターン帰宅ってパターンが沁みついちゃったのか? でもほとんど歩かないもんだから爪が伸びて伸びて……。そしてその爪が地面に当たって指が曲がるし、たぶん痛いからよけい歩きたくない、また爪が伸びる、の悪循環。
 で、爪切りしてもらおう、歩かないのはなぜかも相談してみよう。


 獣医さんとこ入ったら、ワンコを一目見た獣医さんが「あーこれは爪切らなきゃ!」と私から言いだす前に言ったくらい伸びてたよ。
 そこでワクチン注射、これはまあワンコには痛いだろうけど大した問題じゃない。そして生まれて初めての爪切り。これはどうかなと思ってたけど、私が抱きかかえて、助手の男の子がばちんばちんと切ってくれた。前足の狼爪も、そんなに伸びてなかった後ろ足の爪も、ぜーんぶ。

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 切ったらなんか指まで短くなったワンコの足。でもまあすっきりしてよかったねー。


 で、散歩で歩きたがらない話をしたら、まず、暑いからじゃないの? 散歩何時? 朝の7時と夜の10時とか。じゃあ違うなー、太りすぎでしょこの子。えええ〜? 食欲なくて食べさせるのに苦労してるのに? 体重量ってみよう、で体重計に乗って、これは痛くもかゆくもないから受難には数えないけど、42kg。ほらね、そもそも秋田犬なんだから、これでも細いほうだと思うなー。
 うーん、もう歳だからねえ、と獣医さん。えええ〜? まだ5歳にもなってないんですけど? そりゃもう仔犬じゃないからはしゃいだりはしないかもだけどさあ。
 ダニついてない? あ、それはついてます、だからこないだフロントラインつけたばっか。それでだいぶ落ちて死んでたけど、たまにまだついてる。なぜか今年はダニが大発生しているらしい。うちのワンコ、前のワンコに比べてほとんどダニがつかない犬だったのに、今は撫でてるとダニ見つかるくらいにはついてるんだよね……。
 とりあえず寄生虫検査してみようか。と獣医さんが言いだし、ワンコ、お尻の穴に綿棒突っ込まれてぐりぐり……。うわうわ、何!? と焦ってた。で、その綿棒を持って獣医さんは二階の顕微鏡へ。下りてきて、いたいた寄生虫、トクソカラがいたからDrontal呑ませようか。で、駆虫の錠剤を助手がワンコの口にぽい。


 それでも、歩きたがらない理由としてはまだ弱いのか、そいじゃ血液検査もしようと獣医さん言いだす。この獣医さん、めったなことでは検査とかしない人なので、むしろ検査してくださいってこっちが思うくらいなので、まあやっておきますか。
 ワンコ、腕に駆血帯を巻かれ、私と助手で押さえて、獣医さんが採血。でも針を刺しても刺しても血が出てこない。飼い主に似ちゃったかねえ?(私もラボで「困難な客」と言われるくらい採血しにくい) で、痛いからワンコもさすがにちょっと暴れ出して(今日はもうさんざんな目に遭ってるもんねw)、さらに助手たちが出てきて、寄ってたかって押さえてやっと採血。
 前のワンコは、気が強かったので獣医さん、ワクチン注射一本打つにも助手を4人くらい呼び寄せてた。でも前のワンコは知らない人に対する警戒心がめっちゃ強かったので、逆効果。私が何度も何度も、私が押さえていればおとなしくしてるからってことを説明して、でも獣医さんはそれをなかなか信じられなくて、5回目くらいからようやく私ひとりに任せてくれるようになったんだけどね。今のワンコは、その辺は問題ないんだなあ。


 とにかく採血も何とかなって、ようやく放免されたワンコ。ワクチンと寄生虫駆除と血液検査、全部合わせて690ペソ(4000円ちょっと)。でもまあさんざんな獣医さん訪問だったねえ。私のことイヤになったかとちょっと心配したけど、帰りの車の中ではもうすっかりいつもどおりで甘えてくれたので一安心。
 血液検査の結果はまだ出てないけど、まあたぶん何も出ないと思うけどね。ただ、昨日爪切りと寄生虫駆除して、散歩に少しは意欲が……と思ったけど、ぜんぜん変わらず。食欲もまあ食べるけど、しょうがなく、って感じ。これは前のワンコも今のワンコも、食事への執着はほとんどないのでいつものことなんだけど。