南国の隅っこ(旧)

元はてなダイアリーだった記事です。引っ越したのでデザインとか無視ですが、読めるだけでも……。

仔猫6匹!(グロ写真あり、閲覧注意)

 もうご存知のかたも多いと思いますが、ようやく!!! ナナ出産しました!!!


 今日はダンナがちょっと病院に面談に行く用事があって私も付き合い、帰ってきたら掃除のおばさんがもう来ていて、月曜に隣町に出掛けるから、そのときナナをどうするか、まだ週末もあるしわかんないけど、たぶんあーしてこーして、てな話をして。
 ダンナが一休みするとソファに寝転がったので、私も横のソファで一休み。そしたらナナがお腹に乗ってきた。乗ってくるのはまあたまにあることなんだけど、普段はすぐに下りるのに、今日はえらいべったり甘えて寝そべって、ぐーるぐーる喉を最大音量で鳴らしてる。おばさんも通りすがりに、お腹大きくなりましたねえ、と撫でて(ナナが怒るかな?とちょっと思ったけどそんなこともなく)、あ、動いてる!と言って立ち去った。
 それから数分、そのままお腹のうえで甘えてたんだけど、そのうちニャーニャーと鳴きだした。陣痛とかって感じじゃなくて、なんか要求するときの声。私のお腹から飛び降りて、それでも鳴き続ける。ニャンキジはわりとそういうことするんだけど、ナナはちょっと鳴いてもすぐに諦めるほうなのに、えらいしつこい。
 しょうがないので私も起き上がって、どしたん? 何したいの? と声をかけたら、ナナ、速足で私の部屋へ向かった。その足取りが、ついてきて!と言わんばかりだったので追いかけていくと、まっすぐに産室段ボールに入っていった!
 ナナ、今までこの産室、覗いたり、ちょっと入ったりすることはあったけど、ニャンコやニャンキジみたいに中で寛いで寝てることはまずなかった。あんまり気に入らないのかなあ、でもいざ出産となったら他にマシなとこないししゃあない、と使ってくれるかなと期待してた。でも……こんなに直行するとは!


 このとき11時ちょっと前。始まるのか!? 中に入ったナナは、かごの中に寝そべって、また盛大に喉を鳴らしている。ええと、出産のとき飼い主に甘えて付き添ってほしいタイプの猫と、自力でやるから邪魔しないでちょうだい!って猫といると読んだけど、ナナは前者? そして私、飼い主!? だって、知り合ってまだ一か月半だよ? 出産に立ち会っていいの!?(´;ω;`)ブワッ
 と感激しつつ、産室の入口から覗く。ナナはずーっと喉を鳴らしてて、前にネット動画で見たように陣痛で鳴くってことがない。ホントに出産? とまだ疑いつつ、でもナナのお腹が大きく波打つように動く。それでも喉を鳴らし続けるナナ。
 そして、ただならぬ気配を感じたのか、ニャンキジがすぐにやってきた。産箱の屋根にしている段ボールに登ろうとする。ナナが落ち着かないからやめて!と制止したが、それでも乗る。も〜ホンマにあんたは……。でもナナは気にするようではないので、いいことにした。ニャンキジ、なんか切ない表情で寝そべってるし。それから私がちょっと席を外して戻ってきたら、隙間から片手を突っ込んでナナを励ましてた!?w 

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 ニャンコも、そろりと寄ってきて、私の机のうえに寝そべる。でも最終的に、ニャンキジが邪魔し始めたので、やっぱり締め出した。ドアを閉めたらニャンコもそわそわするので、出て行ってもらった。


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 かごの中で陣痛に耐えながら喉を鳴らしてるナナ。

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 こんな般若顔になるんだけど、痛いからか、暑いからか? でも猫の出産ビデオでこういう顔は見ていたので、想定範囲内。がんばれ、ナナ。


 一匹目が生まれたのは11時45分ごろ。ナナは何度か向きを変え、体の位置を変え、してたんだけど、私のほうに頭を向けていて、急に奥のお尻のほうを舐めだした。そろそろ出てきそうなのかな、と思って見てたけど、そのときすでに出てた。きれいに舐めて、へその緒噛み切って、後産が出てきて、それを食べる。うんうん、よくやったぞ、ナナ! ネットで予習したとおりのプロセスだ!
 一匹目は白に、頭のてっぺんにお皿をかぶせたような黒、そして尻尾も黒。なかなかひょうきん。体重はちょうど100g(ナナが後から生まれる子に気を取られている隙に次々と量った)。こいつは大食漢で、最初こそ訳がわからずウロウロしてたが、一度おっぱいに吸いついたら、ナナが子供を産んでいようがお構いなし。ひたすら食い付いて離れないw これ書いてる今現在(夜10時)、他の子たちが全員寝てるのに、やっぱりコイツだけはおっぱい飲んでるw 体重、もう150gくらい行ってんじゃないかw

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 写真はだいぶあとのものですが。

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 顔はこんな感じ。まだ猫に見えないw


 さて、次はいつ来るかな、と待ってたら12時15分。次のが生まれでた、ようだ。が、ナナはちょっと舐めただけで、へその緒を切ったりしない。え、ナナどしたん、ほら、もう生まれてるよ? それとも後産が出てきてからなのか? 
 しかし読んだネットの猫出産情報では、生まれて1分しても母猫が対応しない場合には飼い主がへその緒を糸でくくってハサミで切れと書いてある。いちおう胎児を包む膜みたいなのはナナが剥がして呼吸はしてるようだけど……。でもこれ、糸結ぶとこからして、無理。だって、ナナのお尻からぶら下がってるよ? え、どうすんのこれ? やったほうがいいの? でも下手に人間が手を出すと育児放棄するっていうし……。やらないほうがいいの?
 おたおたしながら、とにかくかごにつけてた段ボールの屋根をずらして半分以上取り除く。ナナがそれに反応して体の向きを変え、お尻をこちらに向けて……三匹目が出たぁ〜!
 ちょっと待ってちょっと待って、二匹目の後産より先に三匹目が出ちゃったってこと? どうするのこれ? 焦りながらケータイで獣医さんに電話。幸い、電話に出たのが若い女性の獣医さん(いつもの事務員じゃなかった)。こんな状態なんですけど〜! と訴えたら、母猫に任せてください、とのこと。はい、わかりました……。


 で、見守ってたら、どうにか2匹目3匹目、ちゃんと世話してもらえた様子。あああ〜、よかった!
 どちらも、死んだモキートの子らしくて、茶白猫。2匹目は肩甲骨をまたぐ白い帯と背中に大きな白い三角。体重は兄弟ちゅう最大の115g。もしかして体がでかいから、後産もでかくてなかなか出てこなかったのかな?

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 この子は活発で、他の子たちが生まれてくるあいだ、ずーっとごそごそごそごそ動き回ってた。

 3番目は同じ茶白だけど、トラ模様のシマシマがもっとはっきりしてる。体重は小さめの95g。

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 3匹目がぽこっと出たのが12時30分。その時点でナナのお腹は特に小さくなったようには見えなかった。でも、人間だとすぐにはぺたんこにならないよ、と出産経験のある友人たちが言うので(チャットで)、ナナもそうなのかな?
 でももう一匹くらいは入ってそうだよな。獣医さんも(ナナを見たわけじゃなく、特に根拠なく、たぶんいちばん平均的な数字として)4匹って言ってたし〜。と見ていたら、あー出てきた! 今度は白っぽい? それもなんかややこしくて、もうへその緒切ってもらった? まだ? と覗きこんでもよく見えない。あれ? 白じゃなくて薄茶? とか言ってるところへ、隣の友人がやってくる。4匹目? 5匹目? いや、やっぱり4匹か、と二人で懸命に覗いて、そして、これで終わり? それともまだ来る?

 少しあとでようやく見えた4匹目は、ほぼ白。額の片側に茶色い斑点が一個、そしてしっぽも茶色い。体重は94g。

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 ナナ、まだハアハア言ってるけど、まだ産むのかなあ。でも出てこないねえ。もう終わりかな。少し落ち着いてきたみたいだし。おしまいだね、4匹だったね。獣医さんの予言がたまたまにしても当たったねw

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 と友人は帰り、私はツイートしたりして、……ふと見下ろすと。ナナ〜! もう一匹産んだんかいッッ!

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 ついでに、後産もしっかり見えるように写真撮れたので、ナナがそれ食ってるところ、グロ写真です、閲覧注意!!!

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 最後の子は、真っ黒、と思ったけど、あとからよく見たら、左目の回りがちょっと色薄いかも? そして体全体にもまだらに薄いところがちらほら混じってる感じ。体重は94g。

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 ところでこの子、尾が、巻き尾? 

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 鉤しっぽってレベルじゃない、渦巻いてるし! しかも、下向きにw これ、どうなんかなあ? ちょっと調べたら、マッサージで治せるって話もあるし、ちょっと曲がってるくらいならまだしも、これではいろいろと汚れが溜まったりして不都合がありそうな気もする。でもこれもこの子の個性と思えば、無理に治すのも? さらにあとで気付いたけど、この子、左後ろ足もちょっと曲がってるっぽい?
 あと、生まれてすぐはけっこう動き回って、しかもけっこう大きい声で鳴いたりしてたんだけど、どうもお乳を飲んでいるところをまだ見てない……。ちゃんと飲めてるのか? 最初の母乳を飲めない子は生き延びないというし、ちょっと心配(あとで半ば無理やり吸いつかせたら、吸い始めた!)。


 ナナ〜、お疲れ〜〜! よく頑張った! 

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 ナナ、ぐったり。

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 私もやれやれ。でもかごに敷いた毛布がけっこうぐっしょり濡れて、血もついてるし、取り替えたいけどなあ。ナナ、そこちょっと出てくれない? そうだ、仔猫を移動させたらナナも? と思いついて、かごの外かつ箱のなかにも毛布敷いていたので、仔猫をそこへ出してみた。出して……あれ?????
 6匹? え? そんなアホな〜〜〜!


 6匹いましたw モキートタイプが3匹いたので、なんか混じってよくわからなかったみたい。

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 この子。いつ生まれたんだろう? 4匹目に続いて5匹目が生まれた、生まれてないか、とか言ってたときか? たぶん、そう。てわけで、計6匹!


 まだ話は続くんですが(長くてすいません)、ナナやベビーたちの世話したり、他の用事したりしながら書いてたら、もう日付が変わりそうなので、今日はここまで。
 ナナにはご飯と水もやり、毛布もちゃんと交換できてすっきり。ベビーたちも今のところみんな元気です。今日は私の部屋に隔離で寝てもらって、数日はこんな感じかな。獣医さんに電話かけたとき、終わったらナナに注射するから連れてきてね、と言われた。何のための注射かちゃんと聞かなかったし(何しろ焦ってたので)、ナナだけ連れていくのか仔猫込みなのか、来てもらうほうがいいんじゃないか、明日ちゃんと確認します。


 とにかく6匹!! ナナはとても満足げ & 誇らしげですw



(音楽鳴ります)

追記、初日その後

(翌日に書こうと思ってたんだけど、なかなか時間取れず。また明日、と言ってたら話の流れがややこしくなるので、合間を見てこちらに追記しておきます)


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 でんぐり返ってお乳吸ってる子の、へその緒。初日はこんなだったけど、翌日には黒く干からびた感じになっている。そのうちポロっと取れるんだろうな。


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 一仕事終えたナナの顔。


 ニャンキジがどうしても部屋に入る!と頑張るので、そんじゃま、入ってみなさい、と入れてやったら、

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 ベビーたちの体重を量ったキッチンスケールの匂いを丹念に嗅いで、

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 ナナのところを覗きこんだけど、ここでシャーッ! お調子者で呑気なニャンキジにしては初めてってくらいすごい顔だった。まあまだ血の匂いとかいろいろ変な匂いしてただろうしねえ、もう少しきれいにして時間経ってから対面させたほうがよかったかな?
 しかし2日目も、何度か入る!と主張するので入れてみたんだけど、同じ結果。ナナが部屋を出て行くと、普通に対面するときと、シャーッ!のときとある。私がナナと部屋にこもってて、ニャンキジは締め出されているのが気に入らないのもあるだろうし、得体の知れないちんまいのがコロコロしてるからびっくりしたのかも。あと、やっぱ男は血とかに弱いって言うからなあw それも拒絶反応の理由?
 あと、ナナと疑似夫婦っぽかったところから妄想するに、生まれた子供を見たら、ぜんぜん自分に似てないじゃないか! こいつらオレの子じゃねえ! お前……ッ、まさか浮気してたのかッ!? っていう怒り、とか考えるとちょっと笑える。


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 だいぶ落ち着いたナナ。水を持っていってやるとせっせと飲み、ご飯も食べた。

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 数日は仔猫から離れないと読んでいたので、すぐ横に置いて、ときどき様子を見て私が差し入れ。でもふと気が付くと、

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 こんな感じで、自分で食べてた。これなら安心だね。初日、出産後でいつもの分量よりやや多めを平らげ、その翌日もかなり食べてる。仔猫用フードのほうが高カロリーなので、そっち推奨と獣医さんに言われたので、少しずつそちらに移行させるつもり。妊娠・授乳猫用のフードってのはそこらには売ってないんだよねえ。


 しかしナナ、疲れもあるのか、口を開けてハアハアと息をしている。

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 体温高い仔猫たちにまとわりつかれて、そりゃ暑いだろうな、でも扇風機向けたら仔猫に直接風が当たるの、よくないんじゃ? とか迷ってたけど、あまりにかわいそうなので扇風機向けてやった。大丈夫そうで、ナナもそれでほっとした顔に。この部屋、クーラーがない(あるんだけどもう何年も使ってなくてたぶん壊れてる)のが、欠点だったなあ。ナナがうちに来たころは寒いくらいだったから、そこらへんまったく考えてなかった……。
 とりあえず今は扇風機で何とかなりそうな様子。

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 ここで、ちゃんと6匹いるのが写真でも確認できるw

 とまあ、だいたいこんな一日でありました。