庭の細長カタツムリ
先日また新葉が〜と喜んでいたボウチトセラン、サンセベリア・シリンドリカだけど、実は心配なことが。
一本だけ、一番古い葉だけど、こんななっちゃってるのよね〜。こんなに集中的なのはここだけなんだけど、よく見ると他の葉にもちらほらこれと同じ十円ハゲが(いや、十円玉よりはだいぶ小さいけど)。カイガラムシでもついたのかなあ、とじっくり見てみたけど、見当たらず。
何だろうなと思いながら、今日、土をちょっとほじくり返していた(子株が出てないかと淡い期待をかけてた)ら、あ、カタツムリが。二匹見つけたけど、一匹はすでに殻のみ。もう一匹は生きてた。
これ、カメンコがうちに来たばかりのころ庭を散歩させてて土の上を歩いてるのを見つけたっけ。そのときは、へえ〜、と思っただけだったけど、今日はこれ、「ナメクジ」の部類すなわち害虫に入るのでは? と看過できず、じっくり観察してみた。
その貝殻、重くありませんか?
え、どっち向いてるの? どうなってるの? と思ってたら……
無茶なことを……。自分の貝殻に這い登ろうとしている。
しばらく見てたんだけど、あまりにアンバランスなおうちを背負って歩くので、動画を撮影。
うーん、こんなドンくさいのが、土からサンセベリアの長〜〜い葉を伝って先っちょまで行ってかじっているともあまり思えないけど……。
わたくし、貝が専門だったとはいえ、中央ヨーロッパ淡水産の二枚貝Pisidium属と、メキシコカリブ海の巻貝と二枚貝のみで、陸生巻貝に関してはさっぱりです。
調べてみた感じでは、キセルガイってのの仲間かなあ、程度しかわからないよ……。でも右巻きだしなあ、キセルガイの分布を見てもこの辺にはいなさそうだし。うーん。オカチョウジガイってのを含むオカクチキレ科かもしれないな。Subulinaあたりによく似たのがいる様子。
どっちにしても、枯葉などを食べる害のないヤツのようなので、無罪放免で。
しかし私のボウチトセランを十円ハゲにしている犯人はわからずじまいか……。