南国の隅っこ(旧)

元はてなダイアリーだった記事です。引っ越したのでデザインとか無視ですが、読めるだけでも……。

カンノンチク

 キッコウリュウの問題で例のお店に出入りしていた数週間前、ダンナがその店の隅にあったヤシの木に目をつけちゃった。「これほしい〜」と言うのを、ダメ! この店は管理がなってないんだから! と塞き止め、いったんは忘れたようなダンナだったけど、何しろ毎週末キッコウリュウのお見舞いに行くもんだから、ヤシの木はすでにどこかに片付けられて目に付かなかったけど、「あれ、やっぱり買う」と言うダンナ。
 ダメッ! と言いつつも、キッコウリュウの様子を見るときは無精で車から降りないダンナの代わりに、そのヤシをもう一度見せてもらって、どういうのか再確認。掌状葉のちょっと特徴のある葉っぱ。その店では500ペソとけっこうなお値段。高さは1mくらい。名前を訊くと、Rufisと言った。
 よそで見つけたら買ってもいいよ、と言ってたんだけど、ないねえ。前にザミアを見つけてきてくれたおじさんに頼んでみる? しかしルフィスという名前を言っても、おじさん、知らないと言う。写真ない? と言われ、でもお店で写真撮らせてもらってってのもなあ、と思いつつ行ったレストランの入り口にあったー! 支配人さんがちょうどそこにいたので、許可をもらって撮影。



 これなんですが、とおじさんに携帯から画像を送ろうとしたんだけど、ダンナの携帯(私のにはカメラすらついてないので)からはいくらやっても送れず。デジカメで見せたけど、おじさん、画像が手元にほしいらしい。まあ買い付けに行く先で写真見せたら早いよね。そこで、家のプリンタで印刷して渡しておいた。それが先週末。
 今週末には手に入るよ、と言われてたけど、本当かなあ、と思いつつ、携帯番号があるから訊いてみればいいじゃないか! で訊くと、ありましたとのこと。今日の午後行ってみた。


 いやああああ、でかいッ! ザミアのときは、ちっちゃいのお願い、と言っておいたけど、今回は何も言わなかったら……。でもこれで480ペソ。



 うちの車じゃ運べないよ……と悩んでたら、おじさんがトラックで届けてくれることに。
 ついでに、土もユッカの植え替えに使っちゃってもうないし、この大きさならサムズの馬鹿デカ鉢でも充分いけそうだけど、土が……というところで、おじさんが配合した上等の土、一袋たったの60ペソ! 植え替えにまた二袋くらいいるだろうから、その後のためにも3袋ね。全部届けてもらった。
 しかもサムズの鉢、このヤシは水はけが大事だから存分に穴を開けておいたほうがいいよ、とおじさん。うーむ、大きい鉢だけに底も分厚くて、穴を一個あけるのがやっとだったんですけど。と見せたら、ドリルがあるから開けてあげる、とまたトラックで鉢を持ってって、穴を開けて持ってきてくれた。ありがとー。


 で、ワンコがいつも寝ている軒下に置こうかと思うんだけど(日陰がいいというので、もうそこしかない)と言ってたんだけど、鉢を持って戻ってきたおじさん、やっぱり軒下だと水がかかりすぎてよくないからポーチ推奨、という。ポーチももう満員なんですけどねえ。仕方ないので、一番隅っこに無理やり場所を作ってそこに。
 しかし……正直あまりにもすごすぎて、蚊が群がってるよ……。


 買ったときのビニールポットが破れて、二本ほどぶっとい根っこが、と思ったけど、よく見たら根っこじゃないね、これ、ランナーというか、ここからまた別のが生えてきそう。



 で、Rufisで調べてもヒットしないなあ、とヤシを端から探したら、あら、日本のものですか? リュウキュウというけど、原産は中国かぁ。


ヤシ科カンノンチク属/ラピス属
学名:Rhapis excelsa
和名:カンノンチク、リュウキュウシュロチク
スペイン語名:Rufis、じゃなくてたぶんRapis
常緑多年性
原産地:中国、東南アジア