カメンコ、初の部屋散歩

　メキシコは今が一番暑い時期で、カメンコもせっせと庭散歩してるけど、私が暑くてたまらないので、このごろは前庭に放り出してあとは放置、なんてことも多い。多少変なものを食べても、まあたかが知れてるしね。
　しかしここらの家は内部は常に涼しくなるような造りになっているので、特にタイル張りの床はけっこうひんやりと冷たくて、カメンコを散歩させるにはちょっとためらっていた。いずれは部屋で（オムツでもつけて）放し飼いになる予定だけど、いつから床を歩かせるか？　これが問題だ……。

　というほどでもないんだけど、ここんとこの暑さで部屋の中もそこそこの温度になってるよなあ？　と赤外線温度計で床タイルの温度を測ってみると、２９．６度。室温は３０度ちょっと超えたくらい。まあこのくらいなら大丈夫か？
　というわけで、初部屋散歩。まずは抱っこして膝からあたりを見回して、それからタイルに下ろしてみた。別に臆するふうもなく、普通にてくてくと歩き回る。まあ最初はちょっと行っては私の膝のあたりに戻り、また離れて、という感じではあるが。

　棚沿いに歩いてみる。

　本棚の下も歩いてみる。

　部屋の隅に置いてる衣装ケース、中にはカメンコがかつて使っていた軽石ハウスが入ってて、カメンコはこれに興味津々。

　古い教科書が並ぶ本棚の前をてくてく。

　扇風機の後ろに突っ込んでみる。

　しばらく放置しておくと、本棚の並びは飽きたのか、自分のケージが頭上にあるところをてくてく。

　ヒーターの向こうにはまた本棚かー。電線も多いから気をつけてね。

　電線は踏み分けて適当に歩くよ。ワンコと違って、引っ掛けてひっくり返すとかいう心配はないからいいね。
　余談だけど、ワンコがうちに来て間もなかったころ、すっごいハイパーな仔犬だったので、やっぱり電線に足を引っ掛けて扇風機（頭でっかちなやつ）がぐらあっとワンコの上に倒れこんだことがあった。たまたま私がすぐ近くにいて、とっさに扇風機の軸を掴むことができて、ワンコはつぶされずにすんだんだけど、そのときの体験がよほど怖かったらしくて、それ以来ワンコは電線にはものすごーーーく気をつけるようになった。
　カメンコも、本棚の隙間とか裏に突っ込んで出られなくなるってことはほぼないサイズにまで成長してくれたけど、まあいろいろと想定外の事故も起こりうるから、気をつけながら部屋の間取りを覚えて、自由に散歩できるようになってくれるといいな。