南国の隅っこ(旧)

元はてなダイアリーだった記事です。引っ越したのでデザインとか無視ですが、読めるだけでも……。

トカゲの卵コロコロ

 ゾナトゥスの子株を独立させて、親株はもう捨てていいよね、と鉢から引っこ抜いたら……卵がーーーー!



 一個はへしゃげてるけど、もう一個はまだ。うわー、またやっちゃったよ……。上下、わかんない。


 で、もしかして? と思って、引っこ抜いた親株の根っこについた土をバラバラと落としてみれば……出るわ出るわ、ここはトカゲの産卵地ですか、ってくらい、もう抜け出たあとのふにょっとした卵の殻が。そして、まだこれからの卵は、最初のをあわせて4つ。



 どーすんべ。こんなことしてる場合じゃないのに、そういうときに限ってなぜかやる気がムラムラ? 確か、水に入れると上下がわかるとかってどこかで読んだよな? 大急ぎでネットでそれを確認し、水の中で上になったほうが上! で、やってみた。コロコロ転がしても上になるところがあるので、そのまま水から出して。
 鉛筆って私は硬めの芯が好きなので、柔らかそうな卵には書けない。ので、水性ペンでちょんちょん。でも二個目はまだ水分が残っていたのか、じわっと大きく広がって焦る。これ、大丈夫かな? 中の仔に影響しない? あとの二つはわからないほどの点々だけど、私にはわかるから(たぶん)よし!


 で、ゾナトゥスの親が入ってた鉢の土を、プラスチックの入れ物に入れて、卵を四つ設置。



 この上からうっすらと土を被せてみた。そして、孵ったかどうか見たいから、蓋に空気穴をぶすぶすと開けてはめて、ゾナトゥスが置いてあったところに戻してみた。


 うーん、どうだろう、蓋はやっぱりまずいかなあ。通気性が……。布でも被せてゴムで留めようかな。できるだけ元の環境を再現してやれば、もしかして……? それならそこらの鉢に埋め込めばいいんだろうけど、やっぱりここまでしたからには、何が出てくるのか見てみたい……。まあ十中八九アノールかなとは思ってるけどw
 うまく、孵ってくれるといいなあ〜〜〜。

ガーゼに変更

 通気性に問題ありそうだなあ、と代替案を考えたんだけど、台所用のザル、園芸に使ってたのがどこかにあったはず……と探すも見つからず。それに、被せるだけでは何かの拍子にずれたりするかもしれないし。まあそれで逃げちゃったらそういう運命だったと思えばいいんだけどさ。
 で、他に何かないかな、網戸の網とか……ないし。と、思いついたのが医療用ガーゼ。無菌なところも大変よろしい。ま、あんまり意味はないけど。で、取り出して広げてみると、二つ折りでちょうどいい大きさになる。輪ゴムってものがない文化圏なので、ヘアゴムの安物でほとんど伸びなくて使い物にならないのをつないで、適当な大きさにして、それで留めてみたよ。


 あとは、庭に置くか室内に置くか。蓋がなくなったので、外に置くなら底にも穴を開けないとおぼれてしまう。室内に置くなら、適度な湿度はどのくらいか? 外に置くほうが確実かなあ。気温の違いもあるしね。


 ちなみに、メキシコにいるアノールってどれとどれなんだろう、と調べてるんだけど、種類が多すぎて大変、しかもこの辺りにはどうやらアノール研究者がいないらしい。よってデータも少なすぎ。
 ただ、背中に色の薄い線が入っているのはメス、という情報をスペイン語フォーラムで仕入れた。それはAnolis nebulosusという種類についての記述だし、どのくらい当てになるのかわからないけど……。でもうちの庭にうじゃうじゃいるのもこのNebulosisかなあ、と調べてみたら……こんな分布。この辺、ぜんぜんおらんやんッ!
 まあ、大半は普通にブラウンアノール(Anolis sagrei)かなと思ってるんだけど……。たまにすごい真っ黒のとかいるしな。