南国の隅っこ(旧)

元はてなダイアリーだった記事です。引っ越したのでデザインとか無視ですが、読めるだけでも……。

アノールベビー2匹目誕生

 裏のトゲオ君とラブラブ?セッションを終えて、写真をパソコンに取り込もうと座ったとき、ふと机の端に置いてるアノール卵のケースに目が行った。え!? と思った瞬間、卵からしゅっと走り出すベビーが!



 毎日霧吹きで水をかけているケースの内壁はしみだらけで、こんな写真に……。


 どの卵だ? と見ると、8月10日に発見した4個のうち、ペンで印をつけてにじませてしまったやつだった。

 インクがしみこんで、毒になって……てなことにならなかったようで、よかった。
 てか、今のところ、印をつけた順番に孵ってるなあ。三番目と四番目はどっちが先だったかわからないけど。


 しかし今日のベビーは、こないだの子より背中の白っぽい筋がはっきりしてる?


 まだ生まれたてのぬるぬる状態で、山椒魚みたい……。


 しばらくして、明るい部屋にケースを持っていって、蓋を取り外して撮影。

 つやつや背中。やっぱりけっこう白っぽいよね。メスだから? でもみんな同じ温度に置いてるのに(アノールは温度依存性決定)。



 うろこがきらきら。背中になんか模様があるねえ。楔形が並んでいるような。そう言えば、前の子にもあったか。


 光りすぎてわからないので、少し影にしてみる。


 まあこないだの子と同じ種類かな。

約2時間後

 プラケの壁を登ってた。


 そこから下りてもらって蓋を開けて、かなり皮膚がしっかりしてきたところを撮影。


 なにさー、とこっちを見上げるw


 目元に放射の筋があるし、まあやっぱりこないだの子と同じ種類だろうね。全体に色白さんだけど。

逃がそうとしたら

 さて、昼ご飯に帰ってきたダンナに見せると、今度は逃がさないで飼う、蚊を捕まえる! と言う。あそー、頑張ってねー、と言って昼ご飯を食べて、そのあと私がイグリンコの餌とか用意してても、ダンナはソファに座ってのんびり。アノール赤ちゃんの餌は? と訊いても、ちょっと待て。
 で、出かける少し前になって、でも毎日虫捕まえなきゃならないんだよな? と言い出す。そうだねえ、コオロギでも養殖していればよかったけどねえ。日曜日、コオロギ買いに行ったら別のお店にならあるって言われたけど、そのままそっちに行かなかったしねえ。ダンナもさすがに、まじめに考えたら毎日生き餌を用意することの大変さを認識したらしく、じゃあやっぱり逃がすか……。


 で、出かける前に庭に逃がそうとしたんだけど、ちょうど雨も降って薄暗かったせいもあるのか、私の手に乗ってきたのはいいんだが、そのままケージから出して地面に近付けても降りようとしない。もう一方の手の指先で顔を触っても動かない。顎の下をコチョコチョしても、まったく平気。いやーーーーん、逃げないーーー、どうしよう。


 それを見ていたダンナもやっぱりまた「これは懐く!」と思ったらしい(それはどうだろう……)。逃がすのやめて、コオロギ買いに行こう、となった。じゃあそうするか、とアノールの乗った手をケースに戻すと、ぽいっと飛び降りるんだよねえ。知らないところに引っ張り出されてビビってたのか。
 最初の子も、手から降りるまでけっこう長いことかかってたしね。でもあの子は、私が写真撮りたくて、乗った手をかなり高いところに(って私の膝の高さだけど)してたから、飛び降りるのに勇気が必要だったのかと思ってた。今日は、手を地面につけて、降りるよう促したのに降りなかったからなあ。
 ともかくケージに戻して、そのケージを持って家に入った玄関の網戸のところで蚊を発見。ヒュッと手で捕まえたらあっさり掌でつぶれた。ダンナ、「それ、やれば?」。もう死んでるけど……食べるかなあ? とりあえず私の机にケージを置きなおして、つぶれた蚊を指先に乗っけて差し出してみたけど、落としてしまったよ。見つけて食べてくれてるといいんだけど。
 それから急いでコオロギを買いに。ペットショップとアクアショップ(前にミルワーム買ったところ)に行ってみたけど、どっちも売り切れ。てか、今暑いので、届いても大半死んじゃってるんだって……。そうか、コオロギの養殖も簡単ではなさそうだなあ。てか、昨日の晩、裏庭でうるさく鳴いてたけどな? 一匹だけだけど。
 まあ庭に虫はいくらでもいるんだろうけど、どうやって捕まえるかが問題。虫取り網のことを説明してみたけど、少なくともダンナはそんなの知らないって。でも自作すれば? と言われ、そりゃまあそうだけどさー、まず適当な網目と柔らかさの布と針金と、柄にする棒が必要だよね。それに、毎日捕獲作業するのもけっこう大変だし。虫取り網があれば、今は蚊が大量発生してるから、ちょっと振り回せば10匹や20匹はちょろいけどさ。
 とりあえず、ケージの土にもなにやら虫は湧いているから、それを食べてくれるかどうかだな。ダンゴムシとかも探せばいるから、そんなのも食べるか? カメの餌もふやかしてやったら、食べるかなあ? とにかく試行錯誤してみて、ダメなら庭に無理やりでも逃がすことに。

翌日、庭へ

 翌朝、何か食べられるものをー、と庭を徘徊してみたけど、虫、いないねえ。みんな何食べてるんだろうか、それともみんなが食べるからいないのか?
 アブラムシもまったくいないし、カイガラムシは少しいたけど、べたついてまずそう? 草むらを網でがさがさっとするといろいろ入るよ、と教えてもらって、それだッ! と思ったけど、庭を見渡せば、がさがさっとできるような植物がそもそもほとんどない……。アスパラガスとかポトスとか、できそうなところでやってみたけど……何も出ない。うーん。
 迷っているうちにもどんどん時間は過ぎるし、お客さまが来る予定もあってそんなに時間かけてられないし。ということで、諦めて庭に出しました。今日も、手に乗せてケージから取り出し、しばらく眺めて(でも写真は撮らなかった……)、それから、思い切って飛び降りたベビーを見送る。
 生餌を必要とする動物は、いろいろと難しい……。あと三つの卵が孵るまでに、生餌の調達方法が見つかれば……。