パキポディウムの惨劇、株分け

　カメンコが庭散歩するのに付き合って、しゃがみこんでご飯をいろいろ提供していたら、ふと変なものが目に付いた。
　誰だよ、こんなところにモップ突っ込んだの？

　見上げれば、マダガスカルパームことパキポディウムが……。

　いや、親株も丸ハゲになっていたのが、ようやく４月から葉っぱを出し始めて、まあまあそれらしい格好に戻ってくれたと思ってたんだけど、でもそのまま成長は止まっている。
　そりゃあ……こんなことになってたらねえ。鉢を持ち上げて下を覗いてみた。

　ごめん。ホントにごめん。でもどうやって植え替えたらいいかわからないんだよ……。前に植え替えたのは、去年の４月だった。このときもすっごい大変で、でももう当分は植え替えなくてもいいだろうと思ったんだけどな……。

　根元から生えている子株４本（よく見たらもう一本ちんまいのが出てきて５本になりつつあるが）のうち、３本（とちんまいの）は固まって一ヶ所に生えていて、もう一本は独立していて、親株と接しているところもわりと少なそうなので、かなづちとくさび（壁を崩すときに使うもの）をあいだに打ち込んで親から分離、根っこをスコップで辿っていくと、太いのがどこまでもどこまでも潜っていってる。ペンチで根っこをはさんで引っこ抜こうとしたが、びくともしないので、ナイフでゴリゴリと切ってやっとこさ分離に成功。

　もうこれだけで大汗かいてぐったり疲れたので、残りはまたいつか。
　とりあえずこれだけは数日乾燥させて、適当な鉢に植えつけよう。でもそうやって、どんどんでかいのが増えていくのも困るんだけどな……。

１７日、植え付け