南国の隅っこ(旧)

元はてなダイアリーだった記事です。引っ越したのでデザインとか無視ですが、読めるだけでも……。

オタマ、一夜にしてカエルに

 朝(サマータイム終了のおかげで一時間余分になる朝)、起きてすぐに、オタマたち水質悪化で全滅してたりしないだろうな……と心配になって、髪を三つ編みにしながら玄関のドアを開けたら、まさかの早朝7時に門の前に人がッ!
 ベビーカーを押した若いお父さんで、「別に怪しい者では……。植物とかカメとかすごいなって見てただけです」とのこと。いやそれは別にいいけどね、ってか私、髪を編みながら出て行っちゃったよ。
 少しなんだかんだお話して、じゃあまた、と行きかけたお父さん、「ランはやらないんですか?」と言う。えー、ランって難しいんでしょ? と言うと、「そんなでもないです、今度うちにあるの持ってきます」だって。そういうことならうちのもお裾分けするけどねえ、でもまだ小さいかわいい女の子がいるおうちだから、サボテンとかトゲトゲのはアレだろうし、赤ちゃんがうっかり触っても問題なさそうなのをあげようと思います。


 で、そうだった、オタマたちは無事か!? とケースの蓋を開けると……。うわっ、すでにブロックに上陸したカエルが! 早いわッ! 餌、ないよ、あんた。



 こんなちんまいのよ。まだ尻尾が半ミリ残ってるけど。



 イグコの大きいほうのプラケに入れたら、壁に張り付く。蓋、しないとやっぱ逃げちゃうよねえ。逃げてもいいんだけど、うちの環境じゃ干からびるか、ミゾヤマガメの水場に入って食われるか?



 水に入ってすーいすい。


 この子は特に小柄で、他のオタマたちよりもまだちっちゃい。



 ケースはこんな感じで、水深をもう少し深く、5cmくらいにしたので、ブロックも大きめのを、それと、枯れ葉はやめて、水栽培してた(面倒になって水に放り込んだ、とも言う)シダレツユクサを入れてみた。



 ブロックに上がったカエル1号。



 でっかい頭を、細っこい腕で懸命に支える。尻尾がまだちょっと邪魔っけだねえ。


 昨日は前足生えてるのはこの1号だけだったんだが、今朝は、前足が生えてるのがさらに2匹。これも明日の朝にはカエルになってるの!?

 すでに、半分上陸体勢。いや、クジャコの水槽掃除のついでに入れてやったアカムシを狙ってるのかも?



 プラケの下から、お腹を写してみた。オタマのぐるぐる渦巻き腸って、何度見てもすごい。隣の、すでに前足も出ている半カエルは、腸の形も変わっているのだなー。ちょっとゴミ?があってよく見えないけど、渦巻きでなくなってるのはわかる。


 さて、餌をどうしよう、と眺めながら考えてたら、私が蚊に食われてた……。この蚊をカエルが食べればいいんだよなー、そしたらこのカエルたちは私の血で育ったことになる……? あれ? もしかして食物連鎖の頂点にいるのはカエルなの!?


 などとアホなことも考えつつ、ミゾッコやミゾッチに果物をやってたころはショウジョウバエが増えて増えてしょうがなかったけど、果物やめてからさっぱり見ない。今もいるのかなあ、と、ダンナの食べ残しのパパイヤと飲み残しのビールを外に置いてみると、ポチポチ集まる。ショウジョウバエ、いるんだねえ。
 しかし昆虫ケースの蓋はかなり細かい格子になっているとはいえ、ショウジョウバエにはスカスカ。網戸用の網を買ってきて蓋を作るか……? それともショウジョウバエが飛んでたら、カエルって捕まえて食べるもん?
 というわけで、とりあえずこんなふうにしてみた。



 ショウジョウバエ寄せ用のパパイヤとビールの容器をオタマケースに投入。カエル1号はピンボケだけど、手前のシダレツユクサの葉陰、ブロックの上にいる。さて、しかしこれでご飯食べられるのかどうか???