オタマたちの故郷は……
ちょうど4週間前行ったエビ料理のレストラン、そこでオタマたちをもらってきたわけだが。
今日またそのレストランに行って、オタマたちどうなってるかなー、もうみんなカエルになって池は空っぽかなー、と駐車場に車を停めて覗いてみたら……予想以上に空っぽだったぜ!
奥に座っているのが、こないだもオタマ捕獲を手伝ってくれたおじさん。この写真は帰りに撮影したものなんだけどね。
がらーん、というか、からーん。水一滴ありませぬ。
そうかぁ、乾季にはこうなってしまう運命の池だったのか……と思ってたんだが、おじさんが私に気付いて言うには、おととい掃除されちゃったー、だって。あ、そうなのね、自然にこうなったわけじゃなくて? まあたぶんオタマたちはとっくにカエルになって、この周辺の木々や下草に紛れ込んでいることとは思うけど。
このオタマたちはアマガエルなのかヒキガエルなのか?
おじさんが、いなくなってしまったオタマたちへの愛惜をとつとつと語るので、そんなに詳しいなら、と思って、訊いてみた。ねえねえ、このオタマたちはアマガエルranasなの、それともヒキガエルsaposなの? 詳しい種類はわからなくても、どっちかに絞れるなら、と思って。
その答は……聞いたこともない斬新なお答えでありました。
メスはアマガエルで、オスはヒキガエルなんだよ。
出たーッ、メキシコ人の適当節ッ! いやまあ確かに、アマガエルranaは女性名詞だし、ヒキガエルsapoは男性名詞だもんなー。いやーーーー、生き物って不思議だなあ。
さっさと車に乗り込んでいたダンナはこの会話を聞いてなかったんで、そこを出てから車中でおじさんの新学説を披露すると、ダンナ、体をよじって笑ってた。
というわけで、うちのカエルたち、何とか生き残って成長してほしいものです。未だに正体不明だから。