クジャコのお城に緑を
クジャコの新しいお城、広々として気持ち良さそうなのはいいけど、上がぱかーーーんと開いているので、ちょっとさすがにねえ。それにその向こうの塀がむき出しになっちゃって、これまでそこに植木が並んでいたのでよけいに寒々しく見える。
ということで、ここに板を渡して植木鉢を置こうと思って、今日やっと板を買ってきた。150cm×30cmの板ください、と木材屋さんに行くと、切り売りはしてないんで、250cmならありますと。一級・二級・三級とあって、一級でも145ペソというし、じゃあそれ買うんで、150cmのとこで切ってもらえる? と訊くと、もちろんです。でも、呼ばれたお兄さん、板切って、と言われると、自分にはできないと言う。いやあの、30cm幅のをまっすぐに切るだけですけど? でもできないと言う。うーん、まあできないことでも安請け合いしちゃってとんでもない出来にしてくるメキシコ人が多いなか、正直にできないと言うのは評価してもいいが……。切れる人が戻ってくる一時間後に受け取りに来ることにして、食事に出かけ、舞い戻る。切れてた。
その板を持って家に帰ると、クジャコはちょうど甲羅干しタイム。はじめの一日二日は、私の姿でもすぐにドボンと水に飛び込んでたけど、今日はえらい落ち着いてるねえ。
そんじゃま、甲羅干しが終わるまで待ちますか。まだ縁のほうが濡れてるから、あがって間もないんだろうしね。イグコも一緒に。
あいだのダンボールは、クジャコに夜のあいだ被せているもの。念のため、ネコよけの気休め。
一時間くらいして見に行くと、もう水に戻っていたので、板を渡して、植木を適当に並べてみた。
ムラサキゴテンとか、きっとまたでろんでろんに伸びて下りてくると思うしね。
クジャコはすでに興味津々で、
なになに? これは何? と上がってくる。