南国の隅っこ(旧)

元はてなダイアリーだった記事です。引っ越したのでデザインとか無視ですが、読めるだけでも……。

落ち着かないイグコにリード

 イグコ、元気になったはいいが、元気すぎ、というか落ち着かない。部屋をウロウロウロウロウロウロ……。物をなぎ落とし、自分も落っこち、気が向いたところにチョロッとおしっこをする。今日は放置してたら怒ったのか、ついにやられた、ドイツで買ったハイネ詩集におしっこ……こんにゃろ。まったく防水加工してない真っ白な背表紙に、うっすらと黄色が。ベコベコにならず、匂いもたぶんしないだけまだしもか。


 午前中、朝早くからウロウロするのは太陽を求めてのことかと思って、赤ランプをつけてみた。

 ここまで引っかかれながらも連れてきて、ほいっ! そしたらちょっとは具合がよかったのか、ご機嫌な顔でしばらく。



 まあでも5分もしたら、またウロウロウロウロ……。
 そんなに日光浴したいなら(午後になれば直射日光が部屋のなかまで届くんだけどねえ)もうまったく使ってないクーラーを取っ払って、その外の格子に蚊よけの網を張って、イグコがそこに出られるようにしたらちょっとは午前中でも日光浴が。
 と考えたけど、労力を使うわりには日が当たる時間は短そうだしなあ。そこから裏庭にイグコ小屋をぶっ建てるか、てのも考えたが、予算が。それに、出たきりになってもらってもちょっと寂しいし。それに、本当に日光浴したくてウロウロしてるのか100%の確信はない。だって、午後の日が当たる時間でもウロウロしてるし。


 そこで次に考えたのは、イグコにリードをつけて外に連れ出すこと。これもなあ、まだベタ慣れとはいかない今の段階でやっちゃっていいものかどうかためらいはあるけど、でもリードに馴らして家の中をウロウロさせるのはいいかもね。
 というわけで、ワンコに使ってたけど今はお蔵入りしてた洗濯紐を出してきて、イグコ用リードを手作りしてみた。


 わかりにくいでしょうが、投げ縄式に輪っかにして、でも引っ張って絞まりすぎないよう結び目も作って、頭からかぶせて両手を持ち上げて通したら、あっさりと。別に嫌がるふうでもなく、普通に歩き回ってる。
 まあしばらく様子を見るか、とそのままにしてしばらく部屋を離れ、戻ってくると……こんなことになってた。


 カーテンレールの留め具に!? たぶん、這いまわるうちに引っかかって、緩めだったのでそのまますっぽり抜けたんだろうな……。というわけで、これは失敗。



 窓辺のイグコ。これ、マニュアルで絞りとシャッター速度調整して撮ってみたもの。オートだとイグコがまっ黒になったんだけど、マニュアルにすればきれいに撮れるじゃないかー。あとから調整する必要もまったくなし。

 これもあとからマニュアルで捕ってみた写真。イグコの尻尾の輪郭が光ってるの、オートだと出ないけど、自分で調整すると人間の眼に見えてるのにかなり近く撮れる。これはいい楽しみを見つけてしまったかも? ただし、時間がかかるからもたついてるうちにイグコが動いちゃったりするとシャッターチャンスは逃すことになるけど。


 午後、センコの餌を買いに近くのペットショップに行って、ついでにイグコに使えそうな小型犬の仔犬用の首輪とかハーネスとか物色しようと思ったら、店員さんが近付いてきた。で、こういうものが欲しいんだけど、と言うと、何の動物ですか、と。イグアナですと言うと、こんなのが出てきた。

 きっ、金魚用!?……なわけはないけど、小動物用と書いてある。どうやって装着するんだ、と思ったら、店員さんがやってみせてくれたのは、こんなの。

 上に出してる中指が頭で、両手を穴に通して、ということなんだけど……うーん、違うんじゃないかなあ。少なくともイグアナには、喉が痛そうだよ。
 でも適当に使えそうだなと思ったので購入。43ペソと、そんなに高くなかったしね。これはまだイグコにつけてみてないけど、そのうち。