南国の隅っこ(旧)

元はてなダイアリーだった記事です。引っ越したのでデザインとか無視ですが、読めるだけでも……。

イグリンコとワンコ、再対決

 今日は(も?)ネタが溜まりまくってるけど、どんどん出すよー。

マットの上に

 前に、寒いだろうからといつもイグリンコが寝るモンステラの鉢の下にチャイルドマットを敷いてみたけど、それ以来そこで寝ることは一度もなかった。植木鉢ハウスの上か、まれに中か、あるいは窓際の板の上かが寝場所だった。マットは妙に柔らかいから気持ち悪いのかなー、と思ってたら、昨日の午後、初めてそこに。

 イグコの卵であたふたしてたときだったけど、まあ初めてだからやっぱり記録に残してやろうと思って写真だけ。

職人さんにビビる

 ところが、職人さんがやってきて金網をつけてもらうとき、中庭に出ていって、あーすいません、イグリンコのご飯がちょうどその辺に、と思って私も出ていって見ると……。イグリンコ、ちょうどモンステラの後ろからご飯を食べようと出てきかけたところだったらしい。お皿まで20cmくらいのところにいて、職人さんはその20cmにデーン!と片足を置いていらっしゃる。仕事だから当然っちゃあ当然だけど、噛まれるかも、とか思わなかったんでしょうか?
 鼻先に知らないおじさんの足が来てしまったイグリンコ、しゃがみ込んで見ると、顔が引きつってた。そんな表情久し振りだねえ。
 万が一踏まれたりしたらいかんから、あんたちょっとこっちによけておきなさいね、とイグリンコの上半身を抱っこしてズズイと鉢のほうに寄せてスペースを作る。尻尾も踏まれそうだからこっちにね、とつかんで押しやった。それからご飯のお皿もね。
 まあそれにしても、とことん動かないイグアナだねえ、おまえは。

ワンコと対決する

 ところが。
 昨日は窓の覆いを取っ払っても平和だったイグリンコとワンコだけど、ワンコが気付いてなかっただけなのか? 今日はやたら吠えてるなと思ったら、イグリンコに吠えてたんだった。
 様子を見に行くと、こんな感じだった。


 やっぱイグリンコ、めっちゃ怒ってますやん。私が近付くと、デュラップを畳んで、姿勢もおとなしく(威嚇じゃなくて警戒に?)なるんだけど、それでも、

 一番前のクレストが直角に立ってるし。


 めっちゃオスっぽいよ、イグリンコー。てか、クレストが立つと背中ってそんなふうになるのかー、と珍しいので、いろんな角度からしみじみと眺めてしまう。



 あら? なんかイグリンコがかわいい感じに撮れてしまったw



 でもほら、クレストの付け根が高さ1cmくらいになってる! いつもはここは、ペタッと背中に広がってるんだけど、筋肉があるんだねえ。面白いねえ。もっと怒ってみて? とか言っちゃう飼い主、どうよ?
 でも以前は、金網に突進してふーふー息を吐いて怒ってたけど、今日はそこまでは行かなかった。少しは慣れた……?

子供さんに触られても平気

 そんなワンコとの静かな戦いを繰り広げていたイグリンコだったけど、友人の息子さん4歳が、イグコの卵を見たいと遊びにやってきた。息子さん、今、すごい卵ブームで、どこに行っても卵たまごと探し回ってるみたいでw
 イグコの卵やヤモリの卵を堪能したあと、さらに他のカメたちの卵ーーーー、とか止まらない卵熱にストップをかけるべく、イグリンコとの触れ合いを提案。ワンコ相手に興奮したあとだけど……。
 様子を見ながら私がまず触って、息子さんは垂れてる尻尾の先を興味津々、上から下へ、下から上へ(!)撫でている。イグリンコはじっとして反応なし。万が一鞭攻撃に移ったらいかんので、気をつけつつ。でもぜんぜんそんな気配ないねえ。
 それから子供さんを抱っこして持ち上げて、イグリンコの背中をなでなで。というか、お腹の皮のたるんだところをつまんだりwもしてたような気がするけど、イグリンコはおとなしかった。窓の向こうでは、1歳の赤ちゃんを抱っこした友人もガラスにへばりつく距離で見下ろしてたけど、それにも平気だった。


 まあだからって野生のイグアナもみんなこんなにおとなしいと思ってうっかり近付いて尻尾の鞭を喰らったりしたら大変なので(その友人宅はけっこう街中なんだけど、玄関先とか車の上とかによくグリーンイグアナがいるらしい)、そういう危険もあることは話しておいたけど。

鼻先のクレスト、脱皮

 ところで、昼ごろ、洗濯機のうえで日向ぼっこしていたイグリンコに構っていて、前から気になってた鼻先のクレストをいじってみたら、一本は皮がスポッと抜けた!


 グリーンイグアナは学名 Iguana iguana。基亜種は鼻先にクレストがなくて、学名 Iguana iguana iguana。そしてこの辺に分布する亜種は鼻先にトゲのある Iguana iguana rhinolopha ということになってる。イグリンコは(そしてたぶんイグコも)鼻トゲのある I. i. rhinolophaのほうで、イグリンコには鼻のトゲが2本あるんだけど、前のほうのがひん曲がっちゃってるんだよねー。これでは皮も抜けにくいだろうな。


 で、だいぶ前からそこの皮が何回かの脱皮分、溜まっているのが気になってた。まっすぐなほうが抜けた後の写真。


 グレイに見えるのが、皮が剥けてきれいになったクレスト。曲がったほうは、難しいねえ。ハサミを使うにもちょっと小さすぎて不安なんだよね……。
 クレストをぐいぐいとまっすぐにしてみたりして、ハサミで下のほうにちょっとだけ切れ目を入れてみたりして、何枚分か重なってたのが一応外れた!

 うーん、ちょっとマシになったと思うんだけど、写真じゃよくわからないね。まあ鼻のまわりもまだ脱皮しかけの皮が白くなってきてるし、これからお天気もいい日が続くだろうから、頑張って日光浴して、そのうちそこもすっきり取れるといいね。
 野生のイグアナは、どうなのかな、クレストとか細かいところの皮が残ってても問題ない、みたいな記述もどこかにあったけどね。