南国の隅っこ(旧)

元はてなダイアリーだった記事です。引っ越したのでデザインとか無視ですが、読めるだけでも……。

色っぽくなったイグコ? 尾先が壊死?

 産卵から二日。ちょっとずつご飯を食べる量も増えて、モデムでお腹をあっためては、私の机に出てきて差し出されたものをバクバクと食べる。差し出さなくても食べるんだろうけど、食べてくれるのが嬉しくて放っておけない飼い主w まあそうは言ってもやっぱり、一握り食べたら休憩って感じだけど。

 で、こんな恰好してたw

 両手を後ろに伸ばしてピーンと指を上に。本当はもっと高く伸ばしてたんだけど、カメラに「えっ、何?」と振り返ってちょっと下がっちゃった。気分よさそうだねー、よかったよかった。最悪、せっかく卵は産み終えても、体力が残ってなくて……って展開もありうると思ってたから(どこまでもペシミスト)。


 ただね、産卵前から気が付いてたんだけど、尻尾の先っちょ数ミリが、なんか色が変わって壊死してるっぽい?

 ホントに3mmかそこらなんだけど。取れるかな、といじってみたけど、まだみたい。まあどうなるか、自然に任せて今後を待つ。



 なんとなく、うっふん、って感じでご機嫌のイグコ。
 でもねえ、産卵後、やせたからかもしれないけど、妙に色っぽくなってませんか?

 ほら、こういうふうに頭を上げたときの後頭部から肩、背中にかけての線がなんかなまめかしい……。気のせい? でもイグリンコもこの辺(とか腰のあたりとか)色っぺーだったしな(死語なうえに、オスだけど)。


 晩ひとしきり食べて、モデムに戻ったと思ったら、そろそろ寝ようと思ったらしく、昨日寝た本棚の隙間(痩せたから楽勝で入ってた)ではなくて、上を目指すイグコ。

 あ、もしかしてベコッと凹んでたお腹がちょっと戻ってる? 戻ってるよね!? まあこれを消化してちゃんとウンチにして出せたら一安心かな。産卵後はまだ一回もトイレしてないし。

卵をどうするか

 二日も経つと、だいぶ水分を失ってどれもベコベコし始めてる。このまま放置しても腐るだろうし、処分するしかないよね。隣の家政婦さんが興味津々で、卵どうするんですか、と何度も訊く。欲しいならあげるよ、と(食べるのかなと思ってw)言ったけど、「今はもう食べません」という返事だった。そうか……。
 ダンナに、卵一個でもいいから開いて中を見てみようか、と提案したら、速攻で反対された。えー、なんでよ? と訊くと、逆に、なんで開くんだ、と言われた。だって生物学やってたし。あんただって生物学やってたくせに、なんでそんな反対するのよ? と言うと、ヒヨコが入ってたらどうする!! だって……。ヒヨコですか??? それ、単語間違い。
 でも産んでまだ二日目だし、胚ができてきてるとしたってろくに見えないってば。友人の息子さんが見に来てくれたとき、卵を耳に当てて、「もしもし! 誰が入ってますか? イグアナ!?」って叫んでたので、これには赤ちゃんは入ってないんだよ、と説明したら、じゃあ何が入ってるの、と訊かれた。うーん、ニワトリの卵みたいに黄色いのが入ってるんだよ、と説明したけど、いまいちピンと来ない様子だった。4歳といえども、子供の疑問にはきちんと答えたい。
 それに、前にどこかでイグアナの無精卵を茹でて食べた人のブログを見たことあって、そのとき、茹でてから皮を剥いたら全体が黄身みたいだったんだよねえ。それが生でもそうなってるのか、見て確かめたい。白身はないのか、確認したい。
 たぶん、明日やります、ダンナには内緒で。


 でもね、ダンナには言わなかったけど、この先、読んだら引く人も多いだろうし気分悪くさせたら申し訳ないから反転文字にするけど、もしイグコが産卵できずに死んでしまったら、自分で解剖しようかなと実は思っていた。実際に死んだら、そんな気持ちになれるかどうかはわからなかったけど、できそうならやってみようかと思ってた。
 道具は一通りあるし、まあいろんな動物を実習で解剖もしてきたから、やってできないことはないはず(技術的には)。卵詰まりだったのか、それとも何か他の病気があったのか、わからないまま死なせて終わってしまうのは、イグコの死を無駄にすることじゃないかなと思ったから。
 まあ自分で開いて、何がどれだけわかるかも疑問ではあったけど、卵ならわかるし、病変した臓器も見ればだいたいはわかるだろうし。この町の獣医さんに協力を頼むことも考えたけど、獣医さんの知識も(私よりはマシだとしても)あまりあてにはならないしなー。
 ま、結果としてイグコの解剖はしなくて済んだけど、卵くらい解剖したっていいじゃないかー(無精卵なんだし)、と思うんだけどなあ。