オオヨタカの鳴き声
だいぶん前に、近所でいつも夜鳴いてる鳥の声が気になって、録画(録音)してyoutubeにアップしたことがあった。メキシコの他の地域からも、同じ声を聞いたことがあるというコメントが寄せられるも、正体を知る人はおらず。
で、さっきふとyoutubeサイトに行くと、「もう一度聞いてみる」という項目になぜかこの動画が。なんで今ごろ、とか思いつつアクセスすると、一か月前に新しいコメントが! それによると、学名 Nyctidromus albicollis、スペイン語名は tapacaminos(訳せば道ふさぎ?)、和名はオオヨタカだそうです。
でもまずは疑ってかかるのが悲しい生物屋の習性。ネットで調べてみると、ありましたありました。
こちらのサイトでは、右端のListenをクリックしてその声が聴ける。
こちらでは分布地図、Soundタブをクリックすれば同じく声が聴ける。
私の動画ももう一度リンクしておきます。
ヨタカかぁ、ヨタカだったのか!
宮沢賢治の作品『よだかの星』を読んだ子供のころは、それがどんな鳥だか知らなかったけど、的確な描写で何となく想像はしていた。写真を見たときもすごく納得した。手持ちの本の注釈(大好きな天沢退二郎なんだな、これが)によると、このよだかは Caprimulgus indicus もしくは Caprimulgus jotaka で、種類は違うし、鳴き声もずいぶん違うようだけど、でもいいのだw そうかそうか、あの声は宮沢賢治のヨタカだったのか!
ちなみに、今もこの鳥は毎晩鳴いてます。