クジャコの冒険
今日は恒例水槽掃除。したのはいいんだが、一番大きいクジャコたちのたらいをきれいにし終わったのが最後で、ダンナがその段階になって「水がない」って……。まあ午後には来ると思うから、ついでにたらいを完全に乾燥させるのもたまにはいいかもね。ちょうどガンガンに日が当たってるから。
というわけで、小さいたらいに水を張って移動したポチオはいいとして、クジャコとシロコは庭に放牧状態に。ポチオはしかし、一度途中で庭に出てみたら、ひっくり返って水が少ないもんだから起き直れず、溺死寸前? 慌てて表向けてやったよ。ひえー。さらにそれからしばらくしたら、日陰だったはずがガンガンに日が当たって茹だりかけてた……というのは大げさだけど、ちょっとぬるま湯になってた。幸い、何事もなく1日が終わったけどね。
そしてクジャコとシロコはそれぞれの冒険に。まずはクジャコ。
いつもは多肉サボテンを置いてる棚の下に潜り込んで出てこないクジャコも、さすがに長時間になるとちょっくら散歩に出てみるかー、と思ったらしい。
カメンコのご飯が、主不在のまま放置。カメンコはどうしているかと言うと……。
この先動画にすればよかったのに、ぱちぱちと全部写真撮ったもんだから、えらい長いです。お茶かコーヒーでも用意して、ゆっくりどうぞ。
カメンコはというとこの奥の日陰に頭だけ突っ込んで、尻隠さず状態で寝てたのに、あら、起きた?
そんなことも知らぬクジャコは、
留守みたいだし、ちょっくらお邪魔してみようかな?
もしもーし! 入りますよー?
そんなことも知らぬカメンコは、のっそりと歩き出して、ご飯に向かうのかと思ったら、
あれれ? そっち行くの? ご飯は反対方向だよー。クジャコに食べられちゃうよー?
留守宅に土足で上がりこんだクジャコは、早くも飽きたようで、カメンコのお皿を出てポーチ沿いに向こうまで行ってまた戻ってきて、
なんか、おくれ。
目の前に食べ物、あるでしょうが。あんたは雑食だから野菜も食べなさい。
うーん、このしなびた菜っ葉ですか?
うーん、うーん、いまいちそそられないんだよなあ……。
もっといいものないかなあ。
カメンコのお皿を出て、私の足元までやってきて見上げる。ねえ、なんかちょうだい。
そこに犬のおまわりさんが、じゃなくてワンコがやってきて、迷子の迷子のカメさんですか?
ひいいっ、違います! 濡れ衣ですッ! と首を引っこめるクジャコ。
ありゃ、それは失礼しました、と舌を出してるワンコ。
でもワンコが興味を失ってよそ見すると、なぜかガシガシと迫るクジャコ。左下に見えてるのは私の松葉杖。
えっ、なんか用? とワンコが振り返ると……。
いえいえ、何でもございません、とユーターンするクジャコ。
あっ、そうだった、あっちに用事が、てな足取りですばやく立ち去る。
すると、その向こうには人影、じゃなかった、亀影が! おっ! という感じで頭をあげるクジャコ。
しゅたたた! と近付いていくが……
突然、途中で方向変換。相手が思ったよりでかいと気付いたのかもw
ここは、食えないこんなもんでも死守しておかねば!と思ったのか? それを見ているのは主のカメンコなのだが……。
別にいらんし、とあっさり背を向けるカメンコw クジャコもご飯を守ろうとしたわけではなかったのか、ポーチに上がろうとしてるしw
しかしお皿を踏み台にしても、クジャコにはまだポーチに上がるのは無理っぽい。
またもワンコが、迷子? と見下ろす。違うってば!とクジャコ。
なー、もう頼むし、何とかしてぇや、と関西弁になってしまうクジャコ。すまんねえ、たらいに戻してやりたいけど、松葉杖では君を運んでやれないのだよ。ポケットに入るサイズだったらよかったのにね。
このあとクジャコはまたその辺を歩いて棚の下に潜り込み、カメンコは、
さんざんクジャコに踏み荒されたご飯を、やっぱり食べているのであった。
それから、クジャコもダンナが帰ってきて、水槽にも水がそこそこ溜まって、ちゃんと返してもらってご飯も食べましたとさ。