南国の隅っこ(旧)

元はてなダイアリーだった記事です。引っ越したのでデザインとか無視ですが、読めるだけでも……。

活発ツムリンコ、ヒカマを食べる

 昨日記事にしたばっかりのツムリンコ、今朝はもう寝てるかなー、とケースを覗くと……。

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 こんな落ち葉の上で何やら……。落ち葉も食べるのかなあ? それともこのまま寝るんだろうか? と思って見てたら、しばらく歩き回ってから、ちょっと寝て、昼ごろまた起きてきた! 古くなったチャヨテ(夜のあいだにものすごく食ってた、びっくりするくらい深い穴ぼこが4つできてた)をまた食べてる……。

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 いやあ、それはもうまずいでしょ、てかお腹壊したらどうするの、と今度は試しにヒカマを切ってやってみた。最初は、やっぱりその下のチャヨテを食べてたけど、やがて気がついたら、

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 なんか、目をブンブンと振りながら食べてるw 動画で。

 これまで断食してた分も食べる勢いで食べてるのかねー。そのあいだにケースの掃除も久し振りにして、戻してやると、さすがにそのあとは寝てた。


 ところが、さっき、8時過ぎくらいに、え、もう起きてる!? 雨も降ってないのに? 気温30度超えてるけど? でも元気ならけっこうなことで。昼切ったヒカマはもう薄茶色くなってるので、今度は菜っ葉をやってみたけど、いまいちお気に召さない様子。落ち葉にはでっかい、チャヨテ色のウンコも。なのに、壁に登って何をしてるのかと思ったらまたウンコ、そして位置を移動しておしっこ(?)。前にも見たけど、壁を伝って透明な液体が流れるの、これはおしっこですか?
 それが終わったら、新しく切ってやったチャヨテにまたさっそくかぶりついてる。なんでこんなに活動的なんだろう? ケース内がだいぶしけってるから? このくらいのほうが快適なの? なんにしても楽しそうなツムリンコを見るのは嬉しいけどね。

ドイツのカタツムリ本

 ちょっと昨日だったか、ドイツアマゾンでカメに関する本を検索してたら、子供向けの本で「カメとカタツムリ」ってのがあった。本当に幼児向けっぽいけど、殻(甲羅)で身を守る動物っていうくくりらしい。でも、何となく、やっぱりなんか共通した魅力があるのかな、と納得。


 ちょっと思い出したんだけど、ドイツにいたころ仲のよかった友人夫婦が引っ越して、そこへ初めて他の友人たち(全員生物学専攻)と遊びに行ったときのこと。友人夫婦が住んでいたのは数階建ての建物の2階だったかで、同じ形の建物がいくつか並んでいるところだった。で、その各建物の入り口の上に、それぞれ動物のレリーフがついてるんだけど、友人夫婦の入った建物の上についてるレリーフが何の動物かわからない、という。へえー、どれどれ、とみんなで見に外へ出て……
 私「カタツムリ」
 でも友人夫婦と他の友人たち「えーー、なんだろ、変な形だねえ」「でしょでしょ」と盛り上がって私の言うこと聞いてない!
 いや、どう見てもカタツムリじゃん! ともう一度言ったら、みんなで私の顔を見て、レリーフを見上げて、「おおお〜!」ってw 
 正方形のレリーフにぴったり収まるようデフォルメしてあったとはいえ、だから渦巻きが丸じゃなくて四角っぽくなってたけど、二辺の端に伸びる体、そして右上の角に丸い目がついていた。いやいや、普通に見ればわかるでしょ?
 でも当時、私は卒論(修士)で淡水産二枚貝の研究をしていたところだったから、「あーやっぱり軟体動物の『専門家』だね」と納得されてしまった……。ドイツ人にはカタツムリってあんまりなじみのない動物だったんだろうかねえ。でもレリーフにするくらいには?

ツムリンコの魅力は……

 そして今日も元気なツムリンコをじいっと眺めていて、もちろんボタンみたいなウズモンとか槍のようなオカチョーさんたちも魅力的なんだけど、このいかにもカタツムリ〜〜〜ッ!っていう形が、どうしてこんなに魅力的に見えるのだろうと不思議に思ってしまった。
 ころんと丸い渦巻き、この縦横の比率とか、らせん自体が数学的構造的な魅力を持ってもいるけどさ。そしてもちろん、殻だけではなくて、そこから伸びる柔軟な体と表現力豊かな眼柄も。
 でも、見てるうちに、ふと思った……。この殻の形の魅力って、若い娘のちょっと固い乳房と似てないか? って……。念のため、私はエロオヤジじゃありません。でも、(絵画には詳しくないけど)ティツィアーノとかの描く半裸の女性の乳房の美しさに通じるような気が。いや、ホントのおっぱい愛好家が聞いたら、カタツムリにすんな! と怒られそうですけどね……w