南国の隅っこ(旧)

元はてなダイアリーだった記事です。引っ越したのでデザインとか無視ですが、読めるだけでも……。

センコ、右足の腱を切る

 さて、昨晩のこと。晩はいつも私は猫2匹と部屋にこもり、ダンナとワンコが居間でセンコを放鳥するってのが習慣になってるんだけど。一時間ほどしたら、ミルワームで籠へ誘い込んでセンコを戻し、私とニャンズが解放される。ところが昨日はなかなかダンナが来ないので、そうっとドアを開け(隙間からニャンズが飛び出したり、逆に退屈してるセンコが私の部屋に飛んできたりするのでものすごく用心して)、おーいまだかーい、と呼ばわったら、ダンナが、うんちょっと待って、というのでドアを閉めて待った。
 ところがすぐに、ダンナから緊急招集がかかって、私だけ部屋を出て居間へ。センコの様子がおかしいという。見ると、右足を引きずってる。何があったの、と訊いても、ダンナはソファでうたた寝してたらしくて見てないという。うーーーん。
 飛ぶのもなんかふらふら。あとでわかったけど、右足がかかと部分でブラブラになってたので、飛ぶときもうまくバランスが取れないんだと思う。


 ふらふら飛びとは言っても部屋のなかを飛び回るセンコをどうにかなだめて捕まえて、とにかく籠に放り込んだ。止まり木に止まってるけど、右足はだらんと垂れたまま。
 骨折したのかも、と真っ先に思った。獣医さんに夜の10時半にメッセを送ったり、ネットであれこれ調べたり、某所で鳥の飼育の経験ある人たちに訊ねてみたり……。結局、獣医さんと連絡が取れて、ひとまず明日までそっとして、明日診察してもらうということに。


 んで、今朝、10時に開診なので、ちょうどケレタロでサボテン買ったとき鉢を入れてくれた小さい段ボール箱が適当な大きさ(捨ててなくてよかった)。それをちょいと改造して、念のためニャンズを隔離し、籠のなかのセンコを捕まえる。箱に入れる前にじっくり見てみたら、かかと部分がグラグラになっているとわかった。でも変色や腫れはまったくなかったので、骨折ではないか、少なくとも周辺組織にダメージはないもの、という希望を胸に獣医さんへ。
 10時に到着するよう家を出たつもりが15分も早くついちゃったけど、まあおかげでじっくり見てもらえた。やっぱりおおむね予想通りで、たぶん、骨に異常はなし、腱が切れたか伸びきってしまったか。これなら治る可能性もある。と言われて、テープをぐるぐる巻いてもらった。


 ダンナともあれこれ推測してみたけど、考えられるのはワンコのベッド用の布くらいかなあ。センコは指がおかしくなってるので、爪がけっこう伸び放題で丸くなってる。それが布の糸目に引っかかって外れなくなり、暴れて関節を痛めた、としか考えられない。
 前にも何かに引っかかって暴れたことがあったんだけど、そのときは私がいたのですぐに気付いて救出したので無事だった。今回はダンナが寝てて気付かなかった……。


 帰宅して(往復の車のなか、段ボール箱のなかではセンコ、最初はややパニック気味にカサコソ動き回ってたけど、帰りにはだいぶ慣れたようでおとなしくなってた)、籠に戻す。ぶらぶら関節はテープ巻いててもぶらぶらなんですけど……いいのかこれ?
 と思ってたら、センコが自分でそれを引っ張って外し始めちゃった。あっという間に半分くらい取れて、長いのがぶらぶらするからよけい気になって引っ張るし、そもそもの関節を覆ってた部分はもうずれちゃってるし。
 関節をまっすぐにしてテープ巻いてたんだけど、それより腕の三角巾みたいにしたほうがいいんでない? センコ、夜はずっと止まり木にいたけど、朝になって籠の床に下りたらそのほうが楽って気が付いたみたいで、でも足がまっすぐだと座れないしさ。
 ひとまずうちにあった紙テープでそういうふうに固定してみたけど、これもすぐに剥がされた。薬局で傷口用のテープを買ってきて、それでもう一度丹念に。それも一部剥がされかけてたけど、明日までは持ちそう。明日、獣医さんが見に来てくれるので、そのときまた、どんなふうに固定するか相談してみる。


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 籠の床に座り込むセンコ。見えてるのは、何ともない(脚弱症で指がおかしいだけの)左足。

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 はあああ、ごめんよ……。寝てたダンナが悪いけど、ダンナがろくに注意を払わないの知ってて任せた私も悪い。最悪、これは治らないから安楽死させましょうって言われる覚悟も昨晩はしてたから、それよりは少しマシな結果だったけど、それでも治るかどうかはわからない。そうでなくとも指が不自由なので、それに加えて片足が、となると、センコのQOLは……。
 でもとにかく今は、センコの回復力を信じて待つしかないよね。ダンナは、メリダに野鳥(野生動物)専門の病院があるから連れていこうと言ったけど、片道6時間。それで何ができるかは、たかが知れてるような気はする。まー、ダンナなりに責任感じてるんだろうけどさ。


 今日はほぼ一日、籠の床に座ってた。餌もこれまでの容器だと高すぎて食べられないので、使ってない灰皿で代用。水入れも床の高さに。少しはご飯食べてたけど、いつもほどは食べない。ウンチもしてるけど当然少量。夕方、ミルワームをやったらバクバク食べるので、6,7匹やったかな。あと、菜っ葉もちぎってやると食べてた。
 それで元気が出たのか、それともやはり寝るには止まり木でないと不安なのか、止まろうとして飛ぶんだけど、右足固定してるからうまくバランス取れずに落ちる。そのバタバタに気を取られてニャンズが窓べりに飛び乗って下からちょっかい出すので、センコがよけいにバタバタする、の悪循環。
 ニャンコが窓べりに乗れない工夫も考えたけど、材料が足りない。それに、それだけではなくセンコ自身がバタバタしちゃうし、夜じゅうずっとそれでは体力使い果たしそうだし、運搬用の段ボール箱を籠に入れてセンコを突っ込んだら、しーんとなった。これで明日の朝までおとなしくしてくれるといいけどな。


 ちなみに、爪も切りました。籠のなかで暴れてて、桟に引っかかってジタバタしてたので……。普段なら爪が長くてもそんなところに引っかからないんだけど、今は何しろ動きが不自由だからなー。脚弱症発症当時みたいに、翼を広げて補助に使ってるので、羽もかなりボロボロになりそう。尾羽もあちこちに引っ掛けるしね。でもそれは、また元気になれば生え変わるから。
 ともかく、何とか元気にご飯を食べ続けてしっかり体力温存して、治ってくれることを祈るしかないです……。