南国の隅っこ(旧)

元はてなダイアリーだった記事です。引っ越したのでデザインとか無視ですが、読めるだけでも……。

夢がかなった瞬間? 昔のワンコ

 すみません、今日はネタはあることはあるんだけど(植物ネタだけど)、ちょっと胃もたれでしんどいので昔ばなしで。


 前にも何度か書いたと思うけど、私が初めて飼った(いや、厳密には違うのかな?)犬は紀州犬(の雑種)だった。先日、親が身辺整理?とかで古いアルバムの写真をスキャンしたものをごそっと送ってくれて、見てたらもう、懐かしいやら恥ずかしいやらw で、そのワンコの写真もけっこうあって、特に仔犬時代の写真は忘れてたので、うわーーーこんなにかわいかったっけ?

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 一緒に写ってるのは弟ですが。あ、弟、日本じゃすでに日付が変わって誕生日だね、おめでとー(こんなところで書いても意味ないw)。


 いやあ、この幸せっぷり。だって、私も弟も、もうずーっとずーっとずーっと犬がほしくてほしくて、でも住んでいたのは宿舎とかアパートとか、もちろんペット不可なところばかり。それはわかってるんだけど、ほしくてほしくて、犬のぬいぐるみとか誕生日にもらってもその熱は冷めなくて……。
 それが家族でドイツに2年ほど移住したあと、その間心細かったらしい母方の祖母(祖父は早くに死亡)が帰国後の同居を申し入れてきたようで、小学4年生から、けっこうでかい一軒家に住むことになった。ま、トイレはぼっとん便所だったけどw いや、それも入居してから作りかえたっけ? ぼっとん便所のインパクトが大きすぎて覚えてないわw
 思い返してみたら部屋数はそんなに多くなかったけど、それなりに広々としたベランダがあり、すごい手のかかりそうな和風庭園があったりして、そしてその何やらいっぱい茂った植物の向こうに隣家とのブロック塀があり……その向こうではお隣のワンコが仔犬を産んでいたw
 ブロック塀には何ヵ所か飾りブロックがあって、確か扇形の透かしが入ったやつだったと思う。その穴から、隣の仔犬のなかでも一番やんちゃで元気なのが、すり抜けてうちへ遊びに来るようになった。私と弟はもちろん夢中になり、母親が適当な残飯をやると、ペロッと平らげては隣へと帰っていく。そんなことが毎日続いて、大人同士でいちおう話し合いもあったみたいで、お隣の奥さんが言うには、「ちゃんとご飯はやってるんですよ〜、特にあの子は他の兄弟よりたくさん食べるのに……」という大食漢だったらしい。
 よってその仔犬はみるみるうちに成長して、ブロックの穴が狭くなり、抜けるときにキャンッ!とか言いながらもせっせとうちに通ってきた。で、再度、大人同士の話し合いがあって、めでたくその仔犬はうちにもらわれてくることに。自分たちが、どれだけほしいほしいと喚いたかはあんまり覚えてないけど、まあきっとかなり喚いたんだろうなとは思う。「毎日散歩に連れていけよ。連れていかんかったら即行で保健所行きやぞ」と、はっきり記憶してるわけじゃないけどおそらくそう外してはいないはずの父親の恐喝、もとい、教育を受けて、飼うことを承諾してもらったのは覚えている。ま、そうは言ってもそのうち中学生になり高校生になり、通学に電車で往復3時間とかかかるようになると、やっぱり物理的に毎日の散歩は無理で、最後のほうは母親が連れていってたような気がするけど、犬を飼い始めて2年後に引っ越したド田舎では、犬の散歩は山遊びと同義で、まあ楽しかったなあ。


 このときの父親の恫喝、もとい、教育は骨まで染み込んだみたいで、前のワンコ(秋田犬の)も今のワンコも、散歩は毎日欠かさず行ってます。前のワンコは12年間、獣医さんに預けたときは別として、毎日一回。ハリケーンが来たりして外に出られるような天気でない日だけは、ちょこっと庭に犬だけ出して、用足ししてね〜、で済ませたことも、実はあるけどw
 今のワンコは朝晩2回。なぜかというと、前のワンコは一回の散歩が1時間でも平気だったけど、今のワンコはわりとすぐに飽きる?ので、一回が20分から30分だから。ま、やっぱりワンコそれぞれ事情がありますね。