南国の隅っこ(旧)

元はてなダイアリーだった記事です。引っ越したのでデザインとか無視ですが、読めるだけでも……。

ニャンタのタマタマ

 今日は夕方、ダンナと一緒に獣医さんとこにニャンタ見舞いに。昨日、大の男4人がかりで取り押さえなければならないほど暴れまくったと聞いていたので、どうなってることかと思いながら待合室で待ってたら、大きめのケージに入れて連れてこられたニャンタ、一番奥でフーフーシャーシャー言いまくってるわー。
 私が覗き込んで何度か声をかけると、そのシャーシャーがだんだんニャーニャーになり、私を完全に認識するともうゴロゴロゴロ。ケージのドアを開けると、べったべたに甘えてきた。見ていた獣医さんと助手の男の子たちがもう呆れて、やってられん、てな顔するくらい。
 なんでかね、この獣医さんと助手たちって、無理やり押さえつけて言うこと聞かせる方針なんだよね。前にも書いたと思うけど、うちの前のワンコのときもそうだった。うちのワンコは知らない人に触られるのが好きじゃなくて、ましてや押さえつけられたら暴れるから、押さえないで、私が押さえていれば充分ってことをわかってもらうまでずいぶんかかった。
 ニャンタも、昨日は助手のひとりが皮手袋をしてケージに突っ込んでニャンタをケージ内側の壁に押しつけ、その隙間から麻酔注射をしたんだとか。ニャンタなんて好奇心旺盛なんだから、ちょっと静かにして待ってればすぐにケージから出てきたと思うんだがなあ。
 そりゃ、向こうにしてみたらいちいち待ってられん、という事情もあったとは思うけどさ。でも1分かそこらのことなんだしー。戦うほうがよほど時間かかるだろうしー。


 前のニャンコも、そんなことがあった。そのときは、何だったか忘れたけど感染症か何かで数日注射を続けなきゃいけなくて、ある日連れてったら獣医さんがちょっと出かけてて留守だった。私たちは他にも済ませたい用事があり、でもニャンコを連れていくと炎天下の車で待たせることになるので、診察所の隅にケージを置かせてもらい、すぐ戻りますからそれまで待っててくださいねと言い残していったのに、戻ってきたときには注射は完了していた。
 ただし、ものすごい大変でしたよ!! と獣医さんに言われた。暴れまくって引っかきまくって、と。はあ、そうですか、待ってくれればよかったのにー、と言いながらその日は帰宅。帰ってから見ると、ニャンコの爪が一本、付け根から折れて出血してて、戦いの壮絶さがよくわかりましたよ……。
 その次の日も連れていくと、そのときは満員で、おおむね小型犬を抱っこした人たちが5組ほど、ぐるっと座ってた(ひとりは立ってた)。注射お願いしますと言うと、まあそれだけだから先にやってくれたんだけど、注射の用意をしているあいだに獣医さん、周りの人たちに、「この猫は凶暴でねー、ここにいる皆さんの犬とうちの裏にいる犬たちぜーんぶ合わせたよりまだ危険なんですよ」とか言っちゃってる。みんな、へえー、と緊張。私はいちおう、「飼い主に任せてくれれば大丈夫です、おとなしくしてます」と言ったんだけど、獣医さん、「いやいやいや、そんな甘いもんじゃない」とか言っちゃうし。
 さて、注射器が用意できたので、いよいよニャンコをケージから取り出す。私が出しますわね、そんで抱っこしますわね。隣に仔犬を抱っこして立ってた人は、犬を庇って背中向けましたね。座ってる人たちも息を止めて唾をごくり。
 抱っこされたニャンコのお尻に獣医さんが注射をプス。はい、完了。はい、ケージに戻ってね。なーんにも起こりませんでした。ね、だから、言ったじゃないーーー。


 ということがあったのに、未だに学習してないらしい獣医さん。
 そう言えばこの獣医さん、昔言ってたなー、自分の飼い犬が病気になってもぜったい自分では注射しない、保定もしないんだって。飼い主がイヤなことをすると信頼関係が崩れるからなんだそうな。そんなー、注射ごときで崩れる信頼関係でどーすんですか。と内心思いつつ(口には出さなかった)、私は毎回自分で保定してますけどね。特に信頼関係に問題はないです(ニャンタだってすでに3回くらいワクチン注射受けて、そのたび私が保定してるけど、ほらこのとおり。ゴロゴロゴロ……)。


 というわけでニャンタは元気だった。檻に戻すの、セニョーラ(私)にやってもらったらどうでしょう、って助手の男の子が言うので、お安い御用、一緒に奥まで行ってニャンタをケージから出して檻に入れて、もう少しいい子にしてなさいねと言い聞かせて帰ってきた。
 帰宅して、ソファで寝てるニャンコを撫でたら、がば!と体を起こして、丹念に私の指の匂いを嗅いでた。ニャンタの匂いがいっぱいついてたんだろうなー。
 ちなみに、ワンコはぜったい、ニャンタがいなくなってほっとしてる。私に甘えていても、遊んでいても、ガムを噛んでいても、ニャンタに邪魔されないで済むしね。ニャンコはちょっと退屈するときもあるけど、こちらもやっぱり落ち着いて過ごせて幸せそう。さて、ニャンタが帰宅したとき、どう反応するか?w


 数日前、最後だなあと思って撮ったニャンタのタマタマ公開。

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 盛大に私の邪魔をして机で寝てるところ。

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 タマタマアップ。今日見たところでは、無残に毛を剃られ、まだ見苦しい感じに糸で留めてありました。早く治るといいねー。帰宅は日曜くらいかな?