南国の隅っこ(旧)

元はてなダイアリーだった記事です。引っ越したのでデザインとか無視ですが、読めるだけでも……。

ニャンスケならぬニャンリン、正式養子に

 昨晩ケースから解放した黒猫、今朝はもう、あんな閉じ込められてワンコに怖い思いさせられるようなところ、かなんわー、といなくなってるかも……とか思いながら朝いちばんに門から外を覗いてみると……いない……と思ったら、車の下からにゃーんと出てきた。ご飯をやって、ケースにもう一度入れる。
 朝のワンコ散歩その他を済ませ、黒猫を連れて獣医さんへ。ワンコのエールリヒア症の治療費も払わないといかんかったので、獣医さんはそれで来たと思ったらしいが、いや実はそれだけじゃなくて……と猫を見せる。


 そこで判明。オスじゃなかった! メスだった!!! あんまり真面目に確認してなかったとはいえ、そうだよねえ、もう大人の歳なんだからニャンタくらいのたまたまがないことに気付くべきだったよ。いや、何となく勝手にオスだと思い込んでた気がするw
 でもオスじゃないなら、ちょっと肩の荷が下りたかも。ニャンタと一緒になってテリトリ合戦になってマーキングしまくったりしたらどうしようと思ってたんだよね。すでに外である程度の期間暮らした子だし、室内生活にもなじむかどうか……と思ってた。メスなら、まずマーキング問題はほぼないだろうし、今すぐ去勢手術を頼む必要もない。
 それに、実家の猫の生まれ変わり説wにいっそうの信憑性が??? と思っていたら、次の衝撃発言、「うーん、まあ一歳くらいかな」。えええ〜!? 生まれ変わり説、消滅?w
 犬歯をチェックして、「ほら、歯に溝があるでしょ、永久歯の証拠」と獣医さんは言うんだけどさ。ニャンコもニャンタも歯の抜け代わりは5ヵ月くらいだったような。ま、半年以上一年未満ってとこかなあ? どっちにしても本当は、実家の猫が死ぬより前に生まれてるんだけどねw


 避妊手術はしたほうがいいけど、今すぐじゃなくてもいいね、って話をして、獣医さん、黒猫のお腹をまさぐりまさぐり……「うん、妊娠はしてないね」。どっひゃああああ、そんなこと考えてもいなかったけど、そうだよねえ、もしかしたら大量の仔猫も一緒に養子にしちゃうところだったかもしれないんだ……(;´Д`A ```
 じゃあ避妊手術は日を改めて、とか言ってから、獣医さん、「あ、ちょっと待って! まさかすでに避妊済みってことは?」とさらにお腹の毛をかき分ける。そ、そうか、その可能性もあるよね、前の飼い主さんが避妊手術も受けさせるほどマジメに飼ってたんだったら、と思うとちょっとヤバい気もしてくるし。でも避妊した気配はなし、とのこと。念のため手術前に超音波検査してみるけどね、と。


 それから、肛門がちょっと荒れてるので、寄生虫駆除の錠剤を呑ませる。おとなしくていい子だねー、と獣医さん。凶暴で凶悪なニャンタにやられないといいけどねえ、って、イヤだから獣医さん、ニャンタも家では多少やんちゃだけどみんなと仲良くいい子なんですけど……(言うだけ無駄なのは長い付き合いでわかってるんだけど、モニョモニョと言ってみる)。
 ワクチンもやっとくかー、と三種混合だったかを注射。体重は2900g弱だった。やっぱりニャンタより少し軽いくらい。でも獣医さんは、けっこうあるねー、と驚いてた。そうかな? ほぼ予想通りですが。


 ぼちぼちとやってくる他のお客さん、ほとんどが犬連れで、しまいにはニャンリン(名前については後述)、私の肩にしがみついて「もう帰ろうよー」アピール。次のワクチンは20日後ってことで、支払いを済ませて帰宅。

中庭に

 で、ニャンコやニャンタと馴染むまで、ケースのなかってのは無理だから、中庭で生活してもらうことに。幸い乾季だからめったに雨は降らないし、万が一降っても洗面台の下とか洗濯機の裏なら雨もかからない。
 ケースごとニャンリンを中庭へ運び、ケースを開ける。フードをお皿に入れて置き、たらいに猫砂を入れて洗濯機の裏に設置。植木鉢とかあるからそっちでやらないでいてくれると嬉しいんだがな……。

CIMG8593

 帰宅直後のニャンリン。
 頭のてっぺんにバリバリとついてた接着剤みたいなのは、ほとんど取れて、禿げてる。

CIMG8598

 まあ、すぐに生えてくると思うけどね。


 ところで、私は実は猫アレルギー。ドイツでやったアレルギー検査で判明したんだけど、その後も最初だけ反応が出て、2日目からは何ともなしだったのが、今回ニャンコやニャンタでもまったく反応が出ないので、長年のあいだに治ったか? そう言えば日本でひどいアトピーや喘息の人がメキシコに来ると治ったって話もよく聞いたし、アレルギーも似たようなもんだし……と思ってたんだけど、なぜかニャンリンで反応が出るっぽい。鼻水とくしゃみ程度なんだけどね。ドイツにいたころは目が真っ赤になって痒い、喉が腫れる、などの症状もあった。
 ニャンリンだけってのはなんでだろう、ニャンコやニャンタは意外と剛毛なのかもしれない? ふわふわした毛がダメだったみたいだから(ウサギの毛もダメだったので)。まあ、ひどくならないことを祈るばかり。


CIMG8599

 ケースからやっと出てきて様子を見てるところ。もう古くなってた蚤取り首輪は取り外した。

CIMG8600

 かりこりとご飯を食べる。

 でもまたすぐケースに入って寝てたので、いろいろ疲れたかなーと置いておくことにして中庭を出ると……

CIMG8601a

 ニャンコとニャンタがドアに貼りついてたw ただ、これだけ距離があるからか、昨日から少しは慣れたのか、フーフーシャーシャー言うことはなくて、二匹とも落ち着いてた。

 金網越しに様子を見ると、寝てる。

CIMG8603

 気がついてこっちを見上げる。

CIMG8602


 食卓の上で、なーんとなく中庭を気にしているニャンコ。
CIMG8604

 ニャンコはニャンタのウザさにちょっと困ってるほうだから、ニャンリンと仲良くなれるといいねえ。それともニャンリンがニャンタの遊び相手になってくれたらもっといいか? まあどうなるかわかんないけど……。


 さっそくペットショップで新しい首輪を物色。あんまりいいのがなくて、結局ダンナが「これにしろ」と言うのはニャンコとおそろいのトラ柄。はいはい。
 買って帰って台紙から取り外していると、ニャンコとニャンタが興味津々、両側から覗き込んでくるw 匂いを嗅がせてから、中庭のニャンリンにつけてやった。

CIMG8609

 うん、まあまあかねー。
 ところでこの写真を某所にもアップして、そのとき一緒に、6日前の庭での写真もアップしたんだけど。

IMG_0028b

 見比べると、6日前のはやっぱり顔がまだまだ緊張してるねー。今日の顔はふっくら丸い。ケースに閉じ込められたり、車に揺られたり、注射されたり犬に怖い思いしたり、あげくにこんな殺風景なところに閉じ込められて……って思ってないかと心配してたけど、今日は1日ずーっとおとなしく寝てた。私が出ていくと甘えて、ご飯を少し食べて、また寝る。ケースからは出て、モンステラの葉陰がお気に入りみたい。
 ただ、12時ごろ吐いてた。ソーセージみたいな食道を出てきたまんまの形のキャットフードの練ったのと、こぶし大くらいの胃の中身って感じで柔らかめだけど、消化しきれてないフード。それから薄茶色の液体が少々。駆虫剤も出しちゃったかなーと思ったけど、獣医さんが言うには3時間後なら大丈夫とのこと。やっぱりストレスとか疲れがあったのかもねー。
 そのあともずっと寝て、ぼちぼち食べてたから大丈夫だと思うけどね。また元気になって慣れてきたら、中庭をうろつくだろうし、そしたら窓越しにニャンタたちと接触もして、しばらくフーフーシャーシャー言って、お互いに慣れてきたら少しずつ一緒にすることにする。

名前について

 名前っても本名じゃなくて、ここで使うハンドルネームねw オスだったらニャンキチ、ニャンスケ、どっちかなー、ニャンスケかなー、なんて考えてたのに、メスだったもんだから困った。私が思いつく典型的女性名の語尾というと、○子でなければ、○美とか○江とか……ふ、古い?(^^;)
 で、ニャンミってのもすわりが悪いかなあと思いつつ検索してみると、サンリオのキャラクターとやらにそんな名前のがいるの? サンリオと言えばキティちゃん? あれが実は猫じゃなかった!!ってニュースなら最近目にして私もびっくりしたクチだけどw ニャンミってのは黒猫、と明記してある。けど、なんか向う傷のついた強そうなキャラだけどねえ……。黒猫だってんだから、いいか。
 と思ってたら、某所で異議申し立てがあって(センスなさすぎw)、じゃあアイディア募集〜と書いてたら、別のカメ友さんが「ニャンリンはどうでしょう」と! おおお! 私じゃとうてい思いつけないモダンな響き! イグリンってのもいるし(ちょっと違うけど)、もう大人になってからうちに来たことも、中庭から生活を始めることも似てるね♪
 というわけで、友人のおかげでニャンリンというちょっとオシャレな名前に決めました。ちなみにこの友人はカメさんを複数飼ってるんだけど、そのカメさんたちもみんなステキな名前なんだよねえ。私ももっと愛情持って頑張って考えに考えたら、センスはなくても、いいの思いつけるんだろうか? と思いつつ、ニャンリンの本名もやっぱりかなり適当なんですが(^^;)

私の最初の猫も黒猫だった

 この前、アルビノ動物の写真を集めたサイトを見て、すごいなーと思ったのは確かなんだけど、私はどっちかと言うと白より黒に惹かれる傾向は昔からあった。猫も、黒猫は好きだよねえ。もちろん白くてもニャンタはうちの子だからかわいいけどさ。
 で、思い出した、日本で私が番茶も出花だったころにうちで飼ってた最初の猫が黒猫だった。さいわい、こないだ親から送ってもらった子供時代の写真に、その猫の写真もいくつか混じってたので、思い出話も兼ねて紹介。……しようと思ったけど、いい加減長くなったし、時間も時間だし、明日にしますごめんなさい【結局数日後に。記事はこちら】。明日からサマータイムだから、夜11時半の今も、明日になれば実は12時半だったってことになるしねw