ミゾッチの産卵あれこれ
クジャコの卵(推定)は、ちょっと強くつまむとベコッと凹むくらいの強度なんだけど、ミゾッチの卵はそれよりはだいぶ硬い(たぶん)。殻が分厚いらしい。だから、そう簡単に凹んだりしないんだな……。無精卵かもしれないけど、とりあえず大事に置いて、変化を見ることに。
できるだけ、元あったところと同じにしようということで、コオロギケースの半分近くまで土を詰め(それより下に側面に孔あり)、ベンジャミンの枯葉を敷き詰めて卵を安置。で、この状態で蓋をしてたんだけど、枯葉に埋もれてたのならその状態を再現したほうが、というアドバイスをいただいたので、もう少し枯葉を多めに。
でも卵、いちおう量って&測ってみた。重さは13g、長径は50mmくらい? ミゾヤマガメの卵は60mmくらいあるそうだから、小さめ。(画像で測ったところ、49mm×26mmくらい)
ミゾッチの体重を量ってみたところ、731gだった。前に量ったのがほぼ3ヵ月前の3月頭だけど、744gあったから、少し減ってる。ミゾッチは順調に体重増えてたから、やっぱり産卵で体重減少してるね。甲長は15.5cm。ミゾのメスは20cmくらいになるのもいるらしいから、まだまだ小さい。
で、どんな感じのところに産んだかと言うと、
奥のほうの地面が見えてるところは、昨日落ち葉を片付けた部分。ここもぎっしり覆われてた。で、向こうから掃除しながらだんだんこっちに来て、手前のブロックとの境目近く、落ち葉とポトスが入り組んでいるあたり(シンゴニウムの一株があるあたり)に、ゴロンとあったわけ。で、掃除はそこでストップw
クジャコなら土を掘れるのかもしれないけど、ミゾヤマガメはもともとそんなに深く埋めたりしないみたい。一回の産卵(1クラッチ)で卵1個、まれに2個、1年に数クラッチで合計4個くらい産むとか。ミゾッチもまだこれから来るのかな。
そして昨日会わせたミゾッコとは……
仲良く一緒にお風呂入ってる?
手前がミゾッチ、奥がミゾッコ。
ところで、気になる記述として、卵はかなり大型で殻も固い。で、成熟したメスの場合、卵が通るように「腹甲と背中の縫合が靭帯の結合に置き換わり」ってところ。甲羅の一部が靭帯になるなんて、1日2日でできるもんじゃないだろうから、性成熟の目安になるんじゃない? てかミゾッチもなってるの?
そこでカメラを持ってミゾッチに突撃。
やほ〜、産卵お疲れさまでした! ちょっとこれからひっくり返したりするよ、失礼〜。
靭帯と置き換わるという結合部……この辺? うーん、しわが寄ってはいるけど、触っても靭帯って感じではなくて、固いけどなあ。まあ、お尻の腹甲部分を押すとたわむ程度には柔らかいけど。
ミゾッチはそもそも臀甲板が欠けてるから、そのあたりが他人より広いのもある。
そう言えば右足の怪我(肌荒れ)は? と見てみると、
関節部分はどうしても治りが遅いねえ。でもまあだんだん治るでしょ。前よりはうろこも戻ってきてる気がするし。
さて、靭帯になるというのがどこだかわからないので、オスメス並べてみたら?
左がミゾッチ、右はミゾッコだけど……やっぱりわからん。
でもこないだミゾッコの甲羅を磨いてて気がついてたんだけど、腹甲と背中の隙間が、ミゾッコは異様に細いんだよね。そこを比較してみた。
むしろ左のミゾッチのほうが尻尾が太くて立派に見えるほどw
ミゾッチのお尻の風景。繰り返しますが、臀甲板が欠けているのでよけいに広いってのはある。
けど、ミゾッチだって臀甲板は持ち上がってるよね。それでもなお、狭い。個体差もあるだろうし、サンプル数が少なくて申し訳ないけど。あと、ミゾオも比較すべきだったかな。
【追記】ミゾオのお尻も撮ってみた。
やっぱりミゾッチよりはだいぶ狭いね。ミゾッチの子供時代と今を比較したら変化があるだろうか?
ミゾッチがうちに来た3年前の写真で同じ角度のを見つけた。
うーん、このころより広がってるようにも見えないでもない?
ミゾッコとミゾッチの交尾を期待しつつ、次の産卵を待ちます。