南国の隅っこ(旧)

元はてなダイアリーだった記事です。引っ越したのでデザインとか無視ですが、読めるだけでも……。

ワンコ再び襲われる

 今日はダンナが出張でいないので、朝のワンコ散歩、いつもなら7時前に行くのを今日はのんびりと8時ごろに出た。いつも挨拶する夜警の警備員さんの前を通り過ぎて数軒先の家の前で、ワンコがいきなりウンチ。んもー、と言いつつビニール袋を取り出して手にはめて拾う準備をしていたところ、少し先の草サッカー場から大きな犬3頭を連れたお兄さんが出てきた。二頭はたぶんグレートデン、もう一頭はメキシコ人がブルテリアと言うからそうだと思ってたけど、なんか違うよなとあとで調べたらたぶんアメリカンスタッフォードシャーテリアってやつだと思う。がっしりした中型犬。で、グレートデンの一頭はリードつけてたんだが、残り二頭はノーリードだった。
 お兄さんはその犬たちを連れて、サッカー場から道を挟んだほぼ向かいの家に入ろうとした。うちのワンコはまだウンチしてた。で、まずアメスタが近付いてきた。うちのワンコもウンチ終了し、なになに?と興味を示す。うわ、大丈夫かな、と思いながらこっちのリードを引き締めて見ていたら、その後ろからグレートデンも駆け寄ってきた。お兄さんが呼び戻すもむなしく、グレートデンがガウガウ!と唸って飛びかかってきた。アメスタのほうはどうしていたか、パニックでよく覚えてない。一緒に近付いてきてはいたけど、威嚇していたかどうかまで見てる余裕はなかった。うちのワンコもさすがに焦ってか、前足を持ち上げ臨戦態勢に。


 とにかくこっちのリードを引いてワンコを牽制しながら、そこらじゅうに響くような声でノー! ノー! と叫びまくったら、相手の犬はちょっと引いた。お兄さんも必死で後ろから呼んでる。二頭の犬は、ちょっとそっちに行きかけて、でもやっぱり気になる、というふうにまたこっちに向かい、でも呼び戻されて、のろのろと戻っていった。
 お兄さんは犬たちを連れて家に入り、私はワンコのウンコを拾ってからそこを離れたけど、なんかなー、噛まなかったとしても、あとから家から出てきて一言あってもいいんじゃないか、とムカついた。そのあとしばらく両手が震えてたし。私なら、まずは犬を家に収容するとしても、そのあと謝罪と怪我の確認くらいはするよなー。自分がそうするからって、人類全員同じようにしろって言うのは無理なのわかってるけどさー。向こうにしたら、ちょっと威嚇したくらいだったし、怪我はしてないのわかるし、しかも相手が外国人でスペイン語通じるかわからんし……とか思ったのかもだけどさ。


 しかしとにかく、グレートデンはネットでたまに見るようなチョー巨大なやつではなかったけど、それでもうちのワンコより一回りでかかったから、怖かったよー。どの犬も毛並みが立派で大事にされてる感じではあったけどさー、でも初めて見る飼い主さん、初めて見る犬たちで(これまでは散歩の時間が違ったから会わなかったのかも)、どんな相手かわからないからねえ。メキシコじゃ、闘犬やってる人もけっこういるようだし。映画(『アモーレス・ぺロス』とか)みたいに、そこらの犬にけしかけて面白がるような人は、こんな田舎にはいないと思うけど、でもわからんしね。


 小型犬に襲われる(笑)のはわりとよくあることで、迷惑だけど、まあこっちが気を付けていればそう大ごとにはならない、たぶん。このコロニー内ではヤバいノーリード犬がいればすぐに回れ右して逃げるんだが、今日はワンコがちょうどウンチしてたからそれもできなかった。
 大型犬でノーリードって、たぶん飼い主さんもサッカー場目の前だし、わずかな距離だから大丈夫って思ってたのかもね。それにしたって、あんな初対面でいきなりガウガウ言う犬をノーリードはやっぱりやめていただきたいけど。
 もう一人、やっぱりかなりの大型犬(うちのよりでかい)二頭をたまに公園で放してるお兄さんがいるんだけど、遭遇するのはごくまれ、そしてこっちに気が付くとすぐに呼び戻してリードにつないでくれるので、これまで問題だったことはない。つないでもらったら、挨拶して通り過ぎる。
 また最近、同じく近所の、普段は柵の向こうにいる小型犬が何かのはずみで道路に出てしまって、うちのワンコに吠えまくってきたことが二回ほどあった。いや、もっとあるんだけど、その二回はどちらも飼い主さんが必死に捕獲し(呼び戻しはぜんぜん効かなかったけどねw)、そのあとていねいに謝罪してくれたので、とっても気持ちがよかった。小型犬だから平気でしょ、という態度でこっちをまったく無視する人も多いからねー。
 防波堤の散歩(主に週末)でも、すれ違うときおとなしくしている犬が増えたなーと思う。前は小型犬なら漏れなくガウガウ大騒ぎになって、こっちは無言で通り過ぎるってパターンだったのが、このごろは半分くらいは吠えないいい子の小型犬もいるんだよねー。まあ吠える小型犬の飼い主は、それを制御しようともしないし、むしろ面白がってたりもするからムカつくけど。


 ただ、今日思ったのは、犬を多頭飼いって私はほとんどしたことがなくて、犬同士のやり取りがどんなものなのかよくわかってないよなってこと。
 猫同士でも、私は今回初めての多頭飼いなわけだけど、大きな喧嘩って一度も見てない。『ペン太のこと』っていう猫漫画、ネットで読んで面白くて本も買っちゃったし、今も連載を読んでるんだけど、この人はかなりの数の猫を飼っていて、

 たとえばこんな喧嘩を描いてたりする。

 うちだと、最初のペシッ! はよくあるし、シャー!とかフーッ!とか言って二匹が疾走したりもあるけど、そのあと何も起こらない。漫画的なデフォルメかもしれないけど、こんな取っ組み合いの喧嘩は一度もないから、こんなことされたら心臓バクバクになると思う(そしてブログネタにする)。でも、猫をたくさん飼っていれば、このくらい普通よ〜、と思うのかも。
 それと似たような感じで、大型犬三頭を飼っているらしい今日のお兄ちゃんにしてみたら、ちょっとガウって言ってのしかかったくらい(でも噛んでない)、大したことじゃなかったのかも。私のほうも経験があれば、そう思えるようになるのかなあ?


 で、タイムリーに飼い犬同士のちょっとした諍いを取り上げていたブログでコメントして、さっそくにお返事いただいて、やっぱり犬同士では闘犬でもない限り、そんなひどい喧嘩にならない、というお話を。やっぱりそうなのかー。でもそれはやっぱり、一緒に暮らしてる同士だとか、あるいは相手の飼い主さんやワンコをある程度知ってて、本来は(怒らせなければ)おとなしい優しい子だよってわかっていれば、信頼して見守ることができるんだろうけど、いきなり知らない相手はやっぱ怖いかなー。
 前に近所の犬に噛まれたときも、うちのワンコは何が起こったかわからずぼけっとしてたけど、理由がわからないから怖かった。遊んでて、相手のおもちゃとかおやつを取って怒られた、とかなら原因がわかってるから、それが解決すれば喧嘩も収まると思えるけど。
 今日も、挨拶なしのいきなりだった。ウンコしてたのが気に入らなかったのかもしれないけど、あんたの家の前じゃないよ、3軒隣だよ。そして今日はうちのワンコも、相手が自分よりでかかったからなのか、それとも二回目だからなのか、ちょっと応戦していて、こうやって回数重ねるごとに喧嘩を覚えてしまうんじゃないか、という不安もあったり。そんなことは覚えてほしくない、と思う一方、こういうことがあったとき自分を守るために応戦することは知っておくほうがいいのか、とも思ったり。揺れ動く飼い主心。


 まあでも帰宅したらすっかりいつもどおりのワンコで、いつまでも怖かったー、とか言ってるのは私だけなのかもw ワンコに、良かったねー何ともなくて、とグリグリ抱きついたら、ちょっと臭かったw 前から犬臭いなとは思ってたけど、シャンプーは私も腰に来てしんどいからついついね……。今日はダンナいないけど、よしっ、頑張るか! とワンコをシャンプーしましたよ。
 ワンコ、最初は嫌がって、お座りしてお手してお代わりして勘弁してくださいって懇願するんだけど、引っ張るでもなく首輪を持って誘導し続けると、諦めて歩き出す。そのあとも観念して、ずっとおとなしくしてる。いい子にシャンプーできたね。

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 ま、こんな顔されたけどw
 はい、お座りしてもう一度〜、と撮ったら。

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 鼻べろりんのブレブレ写真。もう一度撮っても、

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 やっぱりこんな顔w 今朝のよその犬より、こっちのほうがひどいわッ!ってかw