南国の隅っこ(旧)

元はてなダイアリーだった記事です。引っ越したのでデザインとか無視ですが、読めるだけでも……。

犬の攻撃を避けるには

 ちょっとこのブログの主旨とは外れるけど、いろいろ調べたのでまとめておきます。先日のワンコが襲われた事件の続きです。


 今日も、出張から帰宅したダンナと防波堤にワンコ散歩に行ったら、チワワを連れた飼い主さん同士(飼い主二名+チワワ二匹、他にも数人)が立ち話してた。できるだけ離れて、でも2mくらいしかなかったかな、通り抜けようとしたら、チワワの一匹がギャンギャンギャンと吠え付いてきて、しかも飼い主はリードを手放す! おいッ! うちのワンコの鼻先2cmのところで吠えたけるチワワ、私はうちのワンコのリードを短く持って後ろに下がるが、犬はついてくるわな……。飼い主は飛び跳ねるチワワに翻弄されてなかなかリードつかめず。やっとつかんだら、そのまま立ち話に戻る。すんません、くらい言えやぁ、このっ!(`ε´)
 これで、チワワがうちのワンコの鼻先に噛みついて、うちのがギャンッ!と顔を振ったらチワワがすっ飛んでブロックに頭打ちつけて死んじゃった、とかになったら、ちゃんと向こうが非を認めてくれるのか、とても不安だからねー。確かに大型犬に襲われる怖さはないけど、別の怖さがあるんだよ!!


 でもとにかく。大型犬ですら、しかもしつけてないのがノーリードでウロウロしているメキシコ。実際、知り合いの日本人ですら、ピットブルを二頭飼ってて自分も噛まれ、ちょっとした隙に外へ逃げ出して散歩中の小型犬を噛み殺したらしいから……(いちおう擁護しておくと、ものすごく治安の悪い地域なので、そのくらいのピットブルで自衛してないと危なっかしいというのはあります。まあ本音を言えば、犬を警備の道具として使うならそれなりの訓練をして(噛みついてもコマンドで離すようにとか、呼び戻しとか)使ってほしいなとは思いますが)。


 こちらは見つけた動画、メキシコ、シナロア州のマサトランで散歩中のラブラドールに噛みついたピットブル。飼い主のおばさんはあとからノコノコやってきて犬を連れ去ろうとし、見ていた人たちから非難を浴びてる。
 ショッキングなシーンもあるので、苦手なかたは閲覧注意です。

 ラブラドール、耳を噛まれながら引っ張られて、見てるだけでイテテテ……ってなったけど、血も出てないようだし、あまり重傷ではなかったのならいいけど……。


 もうひとつ、こちらはポルトガル語なのでブラジルか? チャウチャウに噛みついて離れないピットブル。すでに水をぶっかけたらしく、容器を持った人たちが周囲をウロウロ、地面は水浸し。チャウチャウの悲鳴が痛々しくて私でも途中で見るのいったん止めたほどなので、閲覧注意。

 飼い主のおっさん、犬が口を離したあとまた逃がして……アホかもう。そこまでがあまりに長く、どうあっても噛みついて離さない犬、これはもう頸動脈を掻っ切るしかないんじゃないか、とまで思った……。リュックのお兄さんも飼い主かと思ったけど、通りがかりの人だったみたいね。勇気(と腕力)あるなあ。


 で、スペイン語で、犬に襲われたときの対処法を解説したものがあったので、紹介しておきます。

 まずはこちら。

 冒頭に、犬に噛まれる人の衝撃的な映像がありますので要注意(あんまり見えないけど)。攻撃的な犬に出会ったときの対処法。

  • その1.落ち着いて、走らないこと。

 犬は不安を感じ取ってより攻撃的になる。走るとよけいに攻撃性を誘発する。目を合わせると挑戦だと思って攻撃的になる。目を合わせず、落ち着いてさりげなく通り過ぎること。

  • その2.吠える犬に叫んだり叩いたりしないこと。

 これは「?」でしたが、つながれている犬が吠えていて、そばを通りたい、通らなければならないときに叱りつけたりすることを言ってるみたい。犬が吠えていても、黙って目を合わせず通り過ぎるべし。


 ここまでは、犬がつながれている場合ってことですね。しかし犬が離れていて、あるいは気付かず近付いて?噛まれてしまった場合。

  • その3.犬を揺さぶったり引っ張ったりしないこと。

 すでに噛みつかれているときに怒鳴ったり揺さぶったりすると、犬をさらに興奮させ、また傷が大きくなるのでNG。って言われても痛みでパニックでそんなこと考えていられるかわからないけど、でもとにかく覚えておかねば。また、噛まれている人を助けようと引っ張るのももちろんダメです。

  • その4.噛みついて離れない犬を引き離す方法。首を絞める。

 これは参考になるので、動画を見てください。しゃべってるおじさんはピットブルクラブの人だそうで、彼が言うには、犬が噛んだとき水をかけるとか目を圧迫するとかは通常穏やかな犬になら通用するけど、ピットブルなどの獰猛な犬種には効かないとのこと(チャウチャウに噛みついている犬を見れば納得)。そこで、腰を足のあいだにはさんで(噛みついているほうの)犬を固定し、ベルトなどを首(顎のすぐ下、チョークチェーン入れるところね)に巻いて、6秒から10秒締める。犬は酸素がなくなって口を離すので、そうしたらベルトを緩める。


 このあと、おじさんは、気性のきつい犬を飼う人は、とにかくしっかりしつけをして、管理して、逃がさないように、事故のないように、最大限の気配りをすべし、と語ってます。そして、買う前に自分に合った犬種か、自分に対応するだけのスキルと時間があるか、よく考えるようにと。まったく同感。でもだからって、小型犬はしつけなくてもいい、逃がしてもいい、って訳じゃないと思いますけどね。
 そして犬にはたっぷりスポーツをさせてストレスをため込まないこと、などなど。こういう啓蒙活動をするピットブルクラブってのは評価できますね。


 もうひとつ、こちらもスペイン語で、人間が犬に襲われた場合の対処法。これも、実践できるかどうかは別として、覚えておいて損はないかも。

 もしも犬が噛もうとして走ってきたら、背中を見せてはいけない、走ってもいけない。待ち構えて相手をよく見、目の前に来た瞬間に、犬の両頬をつかむべし。……って簡単に言うけど、とっさにできるかどうかはわかんないけどw しかもワンコが一緒にいたりしたらリード離せないしねえ。でもひとりのときはやってみてもいいかも。
 もしうまくつかめない場合は、前腕部を噛ませ、引っ張ったり叫んだりしてはいけない(すでに書いたように、犬をよけいに興奮させるから)。もう一方の手で犬の首輪か耳をつかみ、自分の体重をすべてかけて、犬を地面に押さえこむべし。
 とのことです。モデルのワンコはよくトレーニングされてるから、実際によその犬に襲われてこんなうまく行くかどうかはわからないけどね……。押さえこんだつもりが脇腹噛まれたりしたら重傷だよ……(・ω・) でもまあ、知ってて損はないかと。


 なんかなー、イグアナの攻撃性について考えるだけでもあっぷあっぷなのに……w でも犬はわかりやすいのがまだしも救いかな。とにかく、うちのワンコを守るために、うだうだ言ってないで、できるだけのことはします。
 前の記事のコメント欄でいただいたアイディア、スプレーはさっそく買おうと。