ニャンコとヤモリベビーの戦い
昨日なんだけど、朝、ちょっとゆっくり私の部屋のドアを開け放して、ニャンコとニャンリンがそこらで寝てた。イグリンコは本棚のうえでおとなしくしてたし。でもそろそろ部屋を出ようかー、とニャンリンを促すとすんなり、でもニャンコはこのとおり。
おいおい、生きてるか? と揺り起こしたら、天井近くにヤモリベビーを見つけてしまったー!
あああ、もう、ややこしいとこまで上がっちゃってー! イグリンコは反対側だからいいけどさ。
そうっとポジションを取り、
そろっと手を伸ばして……
バシッ!
でもヤモリベビーは壁から落ちてプリンタのうえに。
無事にニャンコの届かないところへ逃げ込んだ。
というのが朝の出来事だったんだけど、その晩。またニャンコが上に上がってるなー、と思ってたら、何やら神妙な顔つきで下りてきた。ん? と覗き込むと、おちょぼ口にヤモリがー! それがポトッと机に落ちて、ニャンコが前足で押さえこむ。ちょっとちょっと! と介入すると、すでに切れた尻尾がぴくぴく、本体はそこらでぼけっと意識喪失状態?
本体のほうを手で隠して、探すニャンコの注意を動いている尻尾に向ける。ニャンコが尻尾相手にしてるあいだに本体のほうをつまみ上げようと思ったんだけど、そこへやってきたワンコがなになに?と覗き込んで顎を私の手(その下にヤモリ)に乗せるし、ニャンタまで来るしーーーー!
ちびこいヤモリをどうにか傷つけずにつまんで手のなかに収めて、前庭のベンジャミンの木に逃がしてやった。はー、もう戻ってくるんじゃないぞ。外は寒いかもしれないけど、ご飯もきっといろいろあるからね。尻尾の再生も大変だろうけど頑張れよ。と言い聞かせてさようなら。
でも家のなかにはまだまだヤモリがいて、夜になると薄型テレビのうえに飛び乗る猫たちの重みでギシギシ揺れてるのが聞こえて、ハラハラ。ヤモリもだけど、テレビが倒壊しませんように。