南国の隅っこ(旧)

元はてなダイアリーだった記事です。引っ越したのでデザインとか無視ですが、読めるだけでも……。

イグコの糞にギョウチュウ

 さて、朝早くに下りてきて日向ぼっこならぬ蛍光灯ストーブにあたってたイグコ。たらいにトイレをしたのでそれを洗いに中庭に持っていって……あれ? 虫がいる?

 以下、閲覧注意の写真です。

DSC08437

 すみません。
 最初見たときは、虫、動いて見えたんだけど、柔らかピンセットを取ってきてつまんで水(嘘。イグコのおしっこ)に置いてみたら動かなかった。野菜の繊維かなあと思いつつ流して、あとで写真を拡大してみたら、やっぱり虫やん!
 本を調べたら、まあこれだな、ギョウチュウ(線形動物、Nematodaのなかの、Oxyuris)。いちばん一般的な内部寄生虫、ただし、腸内に生息しているものの、組織や内臓を傷つけることはないので、一種の共生関係という意見もあり、でもいなくても消化に問題があるわけではない。成体ならほぼ無症状だが、若い個体の場合は大量発生すると、腸炎、栄養障害、腸内ガス、便秘などを引き起こす。重篤の場合には腸閉塞から死に至ることもある。


 とのことなんだけどね。カメの医学書も合わせて調べると、どの本にもすごい写真が載ってて、糞の半分以上が虫か、みたいな……。イグコの場合はちらほらだし、今は産卵直後で体力落ちてるからってのがあるかも。もう少し様子を見て、体力回復して虫が出なくなったら、ほっといてもいいかなあ。
 ただ、もしも奇跡の有精卵が孵化してベビーが生まれるなら、その子に感染しないよう駆除しておくべきか? とにかくまだ時間はあるので、しばらく毎日ウンコチェックだな。


 駆除する場合は、薄いほうのイグアナ本によれば、

線虫類はPanacur(40〜50mg Fenbendazol/kg)、Oxyurisの場合は特にMolevac(1−2ml/kg)で駆除できる

 とのこと。必要となれば獣医さんに頼もう。
 カメの医学書のほうでは(カメに対してだけど)、

Fenbendazol(Panacur 2.5%)を100mg/kg、7〜10日後にもう一度

 という数値もあり。