トゲオ本と、トゲちゃん3号
まっ黒トゲちゃんの写真を撮ってたら、日陰のコンクリにトゲちゃん3号が。でも……完全グレイ? これ、尾曲がりくん? と区別がつかなかった。
尻尾の先は曲がってないけど、でも緑色ないし……。
で、過去写真の二匹をじっくり眺めてたら、見分けポイント発見。
トゲちゃん3号の過去写真で、
この首筋の、黒い点。
ここが、尾曲がりくんだと、
途切れて、小さい点ふたつになってる。
そして今日の子は
つながってるので、3号だと思われる。
とか言ってたら、まったく別の子だったりしてねw
ドイツ語トゲオイグアナ本
ところで、こんな本があることを知って、先日入手。
Schwarzleguane: Lebensweise - Pflege - Zucht
- 作者: Gunther Koehler
- 出版社/メーカー: Herpeton Verlag
- 発売日: 2002/12/01
- メディア: ペーパーバック
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前に買ったグリーンイグアナ本と同じ作者。まだパラパラと見ただけだけど、飼育に関するところもけっこうあって、まあそれはね、あんまり必要ない部分だけど、それ以外に、かなりいる Ctenosaura 属の種の見分け方とかが詳しく載ってるのと(とは言ってもやっぱりこの辺のは C. similis のみだろうとは思うけど)、それぞれの種についての詳しい記載があるのが嬉しい。
んで、ツナギトゲオ(C.similis)のところを拾い読み、気になる幼体の緑色について書かれたところを読むと……。
厳密な調査をしたわけではなく、作者やその友人たちが複数回現地を訪れて観察した幼体(孵化して間もない)からの推察ではあるけど、ほとんど全身緑色の個体ばかりのこともあれば、ほとんどグレイのばかりのこともあり、バリエーションにものすごく幅があると。そしてその色の違いは、卵から孵った時期が雨季か乾季かに関係あるのでは、という記述。つまり、雨季に孵化した個体は、周囲が緑色なので、緑色が多く、乾季に孵化した個体はグレイが多くなるのではと。生存のための戦略としては、そうだったらすごいよね。あるいは、雨季には緑色の個体が生き延びて、乾季にはグレイの個体が生き延びて、結局それが目につく、という可能性もあるけど。
もうひとつこの本(2002年出版なので、やや古いけど)の記述でびっくりしたのは、ツナギトゲオイグアナの人工繁殖にはまだ成功してないってところ。ここに住んでると、ウジャウジャいるから、グリーンイグアナよりも繁殖簡単そうなのになー。
とにかくこの本もまたゆっくりじっくり読んでみるつもり。