キバナキョウチクトウの実
メリダのあちこちに生えてる&植わってる黄色い花の木、キバナキョウチクトウというのだと教えてもらって、実の形も面白いと言われたけど、そう言えば実ってなってたっけ? と思って、またそこらのをよく見てみたら、あるある。
こんな感じで、緑色の小さいリンゴみたいな、チレでこんな形のもあったっけ? キョウチクトウと言うと、めっぽう細長い鞘を伸ばすイメージがあるけど、これはぜんぜん違うんだなあ。
でもこの時は正直、そんなに面白い形とはあんまり思わなかった。もしかしてこれはまだ未熟だからで、もっと熟したら面白い形になるんだろうか? とさらに道を歩くごとにその辺のを見て、でも道路にいっぱい落ちて車に踏みつぶされてるのとかもあるけど、よくわからん……。
とうとう、うちの近所の前庭に生えてる木から歩道にゴロゴロ落ちてるのを一個、拾って、さささー……とその場を逃げるようにw 別に怒られるとは思わないけどさw
で、アパートでじっくり眺めてみた。
お尻がふたつくっつきあってるようなw と思えば面白いかも? 木から落ちたときにたぶんアスファルトにぶつかったところが黒くなってつぶれちゃってるのが残念。
真横から見たところ。
ヘタのほうは、
こんな感じ。
で、ふと思いついて、裂けめっぽいところに爪を立てて、割ってみた。うわーーーー!ってなったw
なんかこう、リンゴみたいに小さい種がいっぱい入ってるのを想像してたんで、どーん!と一個だけ入ってるとは思わなんだw
取り出してみた。
うーん、こりゃ面白いわw
どっちが上で、どこから芽が出てくるんだろう? これも持って帰って育ててみたかったけど、ちょっとさすがに手に負えない気がしたので諦めた。でも最後の週になったら、もしかしてってことも……w
しかもこれ、帰ってから調べたら、この中にさらにふたつ入ってるとか。でも固いので、ろくな道具のないメリダのアパートではこれ以上は無理だったと思う(割ろうとはこの時には思いもつかなかったけど)。
割った果肉のほうからは、
白い液が出てきてて、ああ、キョウチクトウだな、と。そういえば毒性は、と調べたら、「全株が有毒で、特に種子と乳液の毒性が最も強い」という記述が。「種子一粒で死に至る可能性もあるというが、大人では種10粒ほどで致命的となる。葉をハーブティーに混ぜたために中毒した事故がある(患者は大人)。因みにスリランカ北部では種の服用によって自殺する者が後を絶たないという」って、ひえ〜。カメンコがうっかり食べたりしても(カメに毒かどうかはわからないけど、キョウチクトウ系はダメって言われてるしな)ヤバいから、やっぱり育てるのはやめておくか……。
とにかく、やっぱりじっくり見るといろいろと面白いのでしたw