クジャコ5クラッチめ産卵
最近わかってきた、クジャコとシロコは産卵が近くなると色が白っぽくなる。甲羅も皮膚も。写真ではその違いがなかなか出せないけど……。うちに来る前のシロコが白っぽかったのは産卵のためじゃなかったけどなー。何だろうな、ストレスでとか?
で、今日のクジャコは白っぽくて、ご飯食べずにこんなところから、
って、どこだかわからないか。たらいのなかの陸場に上がって、鳥よけ金網の隙間から顔出してた。写真ではカメラにビビって引っこんでるけど。
もう〜、贅沢(?)言わないで、そこの産卵ケースに産みなさい!と言ったら、かなり深い穴を掘ってたけど、実はこの前の大雨で浸水して乾ききってなかったようで、穴の中に水が……w あー、これは無理だね、ごめんごめん。とたらいから出してやった。
庭の好きなところで産みな、と言ってやったのに、こんなコンクリとの境目を掘りはじめる。まあそこがいいならいいけどさ……。
しかし、えっらい時間かかってるなあ、と何度も様子を見に行って、ようやく産んだっぽい? 埋め戻してる?
とお腹の下を覗き込んだら……
えええー!? 卵埋まってないやん!? なんで? いつも上手にとっくり型の穴を掘ってきれいに埋めるのに……。いくら後ろ足で砂をかけても、それ以上埋まらないでしょー。
どうしよう、と思ったけど、私も待ちくたびれてたので、ついつい……クジャコ、もういいよ、たらいに戻りな、と抱き上げてそこから引き離し、たらいの陸場に乗っけてやった。
そのあとは、こんな状態。
なんでこんなことになってるんだろうと思いつつ、卵を掘り返していくと……
クジャコの掘った穴。すぐ横のヤシの木の根っこが2本平行に走ってて、そのあいだを必死で掘ってたらしい。で、この隙間から3個はどうにか穴の中に落ちていたけど(取り出すとき根っこの隙間をなかなか通らなくて大変だった)、そのあとの卵は穴の奥まで落ちずに残ってしまっていたわけ。
結局合計11個。
でも見た目にも明らかにこれまでより小さいのが多数だし、重さもクジャコはこれまで一個当たり13g以上の卵だったのに、今回は13g切ってる。どうしてかなあ、栄養状態があんまりよくない??? チャラーレスばっかりやってるのがいかんのか?
しかもこのあと、とんでもない失敗に気付いた……。たらいのなかの陸場に戻したクジャコ、まだそこで埋め戻し作業をしている。
……と思ったんだけど、え!? まさかまだ産み残しがあるとか!? と気付いて真っ青に。どうなるんだこれ……。
とりあえずクジャコを庭に戻してみた。でも卵産んだ穴はもう埋まってるし(クジャコが自分ですでに埋めてたけど)、どうするかと見てたら、ウロウロ歩き回るんだけど、その格好が、変。四肢を突っ張って甲羅を高く持ち上げて、ぎくしゃく歩いてる。普段こんな歩き方じゃないよねえ? やっぱり卵が残ってて、下半身が気持ち悪いんだろうか? ときどき後ろ足の動きがおかしくなって、ズッコケるし……。
どこか適当なところでいいから産んじゃえ! と声援?しつつ見守るけど、さっき掘ったところの匂いを嗅いでも気に入らないのか、卵がもうないから違うと思うのか……。試しにもう一度穴を掘って、クジャコをほらほらとその上に置いてみたけどダメだった。
しばらく見守って、しょうがないか、と半分諦めて一時間ほど好きにさせて、また見に行ったら今度は普通に歩いてたので、またたらいの陸場に戻してみたら、今回はすんなりと水にドボン。そしてお腹を空かせていて、フードとチャラーレスばくばく食べた。あーーーーよかった!
もしかして庭のどこかに卵追加で産んでないか?と探してみたけど、少なくともその辺にゴロゴロとは産んでなかった。穴掘って産むほどの時間もなかったと思うし、たぶんもう産んでないと思う。
教訓:産卵は最後まで邪魔してはいけない。
クジャコ、このあとも何ともないといいけどな……。ホント、アホなことしたと後悔。