南国の隅っこ(旧)

元はてなダイアリーだった記事です。引っ越したのでデザインとか無視ですが、読めるだけでも……。

ピーちゃん餌付けに成功

 昨日の夕方、近所の友人のお父さま(現在メキシコ訪問中)がやってきて、公園でこんなヒナを見つけた、と。見ればセンソントレの巣立ち雛、だけど、まだまだ親鳥から餌をもらわねば生きていけない幼さ。うーん。
 とりあえず一緒に公園に戻ってみたけど、その2分のあいだにもうあたりはだいぶ暗くなってしまって、親鳥も見当たらない。これは明日の朝まで保護してやるしかないですね……。
 小さいお椀に紙を敷いてヒナを載せ、蓋をして一晩。で、今朝、友人が公園に持っていって木の枝に乗せてやろうとしたら、まさにその位置に猫が寝そべっていて、置けなかった……という。


 とにかく様子を見に行くと、あら……ピーちゃん、ぐったり。体温も低くなってる。これ、ヤバいよ。死ぬかも。さっきまでは元気にピーピー言ってそこらを走り回ってたらしいが、昨晩から何も食べてないので体力使い果たしたっぽい。
 で、友人がトウモロコシ粉を水で練ったのを作っていたので、それを食べさせることに。嘴を開かないというので、爪楊枝でこじ開けて、私と友人、そのお父さまの三人がかりで。

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 最初はなかなか呑み下してくれなくて、水をやったらどうだろう、というお父さまの意見で水滴を流し込むと、それが刺激になった模様。

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 とりあえず少し食べさせて、子供らがいじりたがるのをとにかく牽制して、しばらくそっと置いておいた。そしたら数時間後にはだいぶ元気になって、目もぱっちり開くようになり、死にそうな状態からは持ち直した!

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 いやあ、よかったよかった。私はそのあいだにペットショップで、センコのときの失敗を繰り返さないためのビタミン剤と、もしかしたらもう食べるかもと思ってミルワームを購入。でも考えたら、今センコが食べてるマズーリのフード、大きい粒と小さい粒が混じってて、センコは大きいのはぽいぽいと捨てるので、いちいちふやかしてからつぶしてやってる。でもあの大きい粒、ピーちゃんにはちょうどいいんじゃない?
 てことでその大粒フードをより分けて持ってって、ふやかしてやってみたら、食べる食べる。しかも友人もピーちゃんの入れ物を、こんな籠にしてみたと。

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 おお、いいやんいいやん! でもちょっと広々しすぎてるかもだからと、センコが使ってた陶器の植木鉢を持ってった。

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 それを籠の中に入れてやると、ちょうどいい感じ。

 しかもこれだと、餌をやるのに上から手を出すので、ピーちゃん、もう自然に反応して口を開けるように。餌やりも楽チンになった。


 とはいえ、友人宅で飼うのは無理なので(うちはもっと無理だが)、午後3時ごろにご飯をやったあと公園に連れてって、親鳥が来るかどうかの実験してみた。が、暑いさなかだからか親鳥の姿は見えず、ピーちゃんもお腹がくちくなったせいか、うとうとするだけでピーとも言わない。こりゃダメだ、ということで、映画を見に行って、帰ってきたら、お腹空かせてる空かせてる。
 その状態で公園に連れてって放してみた。ピーちゃん、ネズミのように走り、ピーピーとちょっと鳴いた。親鳥らしいのがそこらを飛んではいるんだが、餌をやろうとか、こっちを攻撃してヒナを守ろうという気配はない。うーーーん。
 もうだいぶ情が移っちゃってるっぽいお父さん、こらあかんわ、連れて帰りましょ、と強く主張。そうだねえ、まあ一週間か二週間もすればだいぶ飛べるようになると思うんで、そうなってから放したほうが生存率はかなり高いかな。
 ということで、再び回収し、止まり木まで作ってもらった様子。

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 ご飯は問題なく食べるから、まあ大丈夫だと思うけどね。
 これからしばらくは友人宅でお世話をしてもらうピーちゃんでした。