ナナちゃんのおしゃべりとお乳と散歩

　ナナちゃん、ダンナはやっぱり妊娠してないんじゃないかーと言い出した。毎日しっかりご飯食べているので、ぷっくりお腹が目立たなくなってきたんだよね。でもねー、お乳出てるんだよ。
　猫のお乳ってほんっとにちっちゃい。ニャンコが私の机でヘソ天で寝てるところ、毛をかき分けてやっと見つかる程度。

　ゴマ粒くらいで、柔らかいので、触っただけじゃわからない。
　でもナナちゃんは、ご飯食べてるところでお腹探ると、指先にすぐに感じるくらいしっかりしたお乳があるんだよねえ。

　ま、週末に獣医さんの判定もらえばいいことだけどね。

　このごろナナちゃん、私へのおしゃべりがにゃんにゃんにゃんじゃなくて、うにゃうにゃ猫語になってきてる。

　そして今朝は、ナナちゃんに朝いちばんにご飯をやっていたら、後ろからニャアアアアン、と声が。おデブかな、と振り返ったら、黒猫ちゃんが！　これまでワンコなら鼻と鼻がくっつく距離でも平気なのに人間が近付くとピューッと逃げてた黒猫ちゃんが！　あの〜ここでならご飯もらえるって聞いたんですけど〜、てか？
　もう食べる勢いがだいぶ落ちていたナナちゃんのお皿から一掴みキャットフードを取りだして、腕を伸ばした距離に置いてやると……寄ってきて食べるし！　しかし、ここでナナが軽く唸りだす。オス猫ならおデブでも茶白猫でも何にも言わないのに、この黒猫はメスか？　それともご飯横取りされたと思ったか？　ナナをなだめると、私の膝に乗ってくる。ご飯はともかくこの人間は譲らないわよッ！ってことですか？
　まあとにかく、この黒猫ちゃんも最近あちこちで少しずつだけどご飯もらえてるみたいで、身づくろいしてるところを見たこともあるし、生活に余裕出てきたのかな。もう死にそうなほどに痩せこけていたので、ちょっと安心。

　さて、さっきワンコの夜散歩に行って、付き添いのナナ野動画を撮ってみた。暗いから無理かなあと思ったけど、ナナは白っぽいのでけっこう写ってた。ワンコがね、黒い影にしかならなかったのがちょっと残念。

　一緒に門を出て、いちおう物陰から物陰へと伝いながら走ってついてくる。公園ではわりとオープンに歩き回り、帰りもちゃんとついてきて、一緒に帰宅。外飼いしてると、こういう楽しみがあるんだねえ。